【 2015 年度 授業概要】
科   目 国語 ( Japanese Language and Literature )
担当教員 白方 佳果 非常勤講師
対象学年等 都市工学科・4年・後期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・
教育目標
B1(100%)
JABEE
基準1(1)
(d)2-b,(f)
授業の概要
と方針
本授業では,日本語によるコミュニケーション能力の向上を目的とする.とくに,学校生活におけるレポート,卒業研究等と,就職活動時や社会に出てからのビジネス文書等の作成に必要な,論理的文章を書く技術を身につけることに重きをおく.そのうえで,口頭発表における資料作成と実際の発表,その聞き取り等,理系に不可欠なコミュニケーション能力の伸長を目指す.



1 【B1】 文章表現の基礎を習得する.
2 【B1】 論理的文章の基礎を習得する.
3 【B1】 論説文の書き方を習得する.
4 【B1】 就職活動やビジネスの場で求められる文書の書き方を習得する.
5 【B1】 日常生活やビジネスの場における正しいことば遣いを習得する.
6 【B1】 口頭発表資料の作成方法を習得する.
7 【B1】 口頭発表における自己表現の方法を習得する.
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1 話しことばと書きことばの違い,原稿用紙の使い方,文章表現・構成の注意点が身についているか,定期試験,中間試験およびレポート,提出物により評価する.
2 文体が統一された論理的な文章が書けるか,定期試験,中間試験およびレポート,提出物により評価する.
3 資料・文献等の根拠に基づき,自己の意見を筋道を立てて述べることができるか,中間試験,定期試験,レポートにより評価する.
4 日常生活やビジネスの場に適したことば遣いが理解できているか,定期試験と中間試験により評価する.
5 適切なことばを用いた口頭での自己表現ができるか,演習発表により評価する.
6 わかりやすく,興味の持てる口頭発表資料が作成できるか,提出された演習発表資料と定期試験により評価する.
7 わかりやすく,興味の持てる口頭発表のための知識・技術が習得できたか,授業中の演習発表,提出された演習発表資料および定期試験により評価する.
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成績は,試験85% レポート7% 提出物(説明文)3% 演習発表(口頭発表)5% として評価する.到達目標1〜4に関する中間試験,到達目標1〜4,6,7に関する定期試験の平均値を85%,到達目標1,2に関する提出物3%,到達目標1〜3に関するレポート7%,到達目標5〜7に関する演習発表5%として評価.100点満点で60点以上を合格とする.
テキスト 米田明美・藏中さやか・山上登志美『大学生のための日本語表現実践ノート』改訂版 2012年3月 風間書房
そのほか,適時プリントを配布する.
参考書 なし
関連科目 三年「国語」
履修上の
注意事項
※教科書は,必ず購入すること.初回の授業で確認する

【授業計画( 国語 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 導入
授業の目的・成績評価の方法・授業計画についてガイタンスを行う(注意:初回から教科書を用いるので必ず持参すること). また,原稿用紙の使い方などについて学ぶ.
2 説明文と論説文の違いの説明,文章表現の基礎(1)
事実の記述と意見の記述の違い,説明文と論説文の違いについて学ぶ.また,文章表現の注意点について確認し,問題を解く.
3 文章表現の基礎(2),説明文の説明
文章表現の注意点について確認し,問題を解く.また,説明文を書く際の注意点について学ぶ.
4 説明文を書く
説明文を書き,提出する.
5 説明文の返却・講評,論説文の基礎(1)
第4回に提出された説明文について,返却・講評する.そののち,論説文を書く際の注意点について学ぶ.
6 論説分の基礎(2),材料の集め方,引用の方法
論説文を書く際の注意点について学ぶ.また,資料・文献の集め方と,引用・出典表記の方法について学ぶ.
7 論説文を書く
論説文の書き出し・文末表現等について学ぶ.そののち,レポートテーマを提示し,実際に書き始める.
8 中間試験
話しことばと書きことばの違い,原稿用紙の使い方,文章表現・構成の注意点,文体が統一された論理的な文章,日常生活やビジネスの場に適したことば遣いについて理解でき,身に付いているか,確認する.
9 要約する
要約の作成について学び,実践する.
10 エントリーシート・大学編入志望動機書を書く,レポートの提出
エントリーシート・大学編入志望動機書の実例に触れ,一部を書いてみる.そののち,第7回に課したレポート(論説文)を提出する.
11 口頭発表資料の作成,口頭発表の方法
わかりやすく,興味の持てる口頭発表資料の作り方と,口頭発表時の注意点について学ぶ.
12 口頭発表資料の実例と模範発表,発表資料の作成
口頭発表資料の実例に触れ,講師による模範発表を行う.そののち,第13回の演習発表に向けて発表テーマを提示し,実際に資料を作成し始める.
13 演習発表
グループワークで口頭発表をし,相互評価する.なお,時間内に相互評価表と各自発表資料の提出を求める.
14 ビジネス文書
手紙文・ビジネスメール・ビジネス文書の書き方を学ぶ.
15 レポートの返却・講評
第10週に提出されたレポートの返却・講評する.


後期中間試験および後期定期試験を実施する.