【 2015 年度 授業概要】
科   目 国際コミュニケーション(中国語) ( Chinese for International Communication )
担当教員 田島大輔 非常勤講師
対象学年等 電気工学科・4年・通年・選択・2単位 ( 学修単位I )
学習・
教育目標
D2(100%)
JABEE
基準1(1)
(a)
授業の概要
と方針
現代中国語(標準語)の発音と基礎的文法を,発音・読解・作文の演習を通じて学習する.受講者の教授内容に対する理解をはかる評価対象として,各回講義内での演習,中間・期末試験に加え,随時課す課外の課題への取り組みも重視する.



1 【D2】 現代中国語の発音とそのピンインによる表記法を習得する.
2 【D2】 現代中国語の漢字(簡体字)の中でも,比較的使用頻度の高いものの書き方を習得する.
3 【D2】 現代中国語の簡単な文法知識を習得する.
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1 現代中国語の発音とそのピンインによる表記法を講義中の演習(発音練習),課題によって評価する.
2 現代中国語の漢字(簡体字)の書き方を講義中の演習(短文読解・作文),課題によって評価する.
3 現代中国語の簡単な文法知識を講義中の演習(短文読解・作文),課題,中間試験および定期試験によって評価する.
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成績は,試験60% レポート10% 演習(発音、読解、作文)30% として評価する.コミュニケーション能力を身につけるため,レポート,演習の評価を重視する.試験成績は前期および後期の中間試験と定期試験の平均点を評価対象とする.演習・レポート(課題)・試験の評価を総合し,100点満点60点以上を合格とする.
テキスト 葉紅,飯島 啓子『対話でたのしむ中国語−初級編−』駿河台出版社,2012年
参考書 松岡榮志(主幹),樋口 靖・白井 啓介・代田 智明(著)『クラウン中日辞典 小型版 CD付き』三省堂,2004年
関連科目 ドイツ語,韓国語
履修上の
注意事項
現代中国語の学習を通じ,中国の文化・社会に対する関心を深める.受講者には講義の予習・演習・復習への自主的な取り組みが求められる.

【授業計画( 国際コミュニケーション(中国語) )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 概要
本講義の方針・目標・内容・評価方法の説明,および同説明に関する質疑応答など.
2 発音練習1 単母音,声調
単母音と声調(四声)の発声法・アルファベットによる表記法(ピンイン)を学ぶ.
3 発音練習2 子音,無気音・有気音
子音の発声法(有気音・無気音)・ピンイン表記,特定子音によって変化する母音「i」の発音,および「軽声」を学ぶ.
4 発音練習3 複母音
複母音の発声法・ピンイン表記,声調記号表記の規則,特定条件下での第3声音・「不」の声調変化を学ぶ.
5 発音練習4 n/ngを伴う複母音
n/ngを伴う複母音の発声法・ピンイン表記,「アル化音」,特定条件下での「一」の声調変化を学ぶ.
6 代名詞(場所,人称),動詞述語文,特殊疑問文
動詞述語文(肯定形・否定形・疑問形),所在を表す「在」・疑問詞「什麼」「?児」の用法を学ぶ.
7 復習
前回講義までの学習内容について,配布プリントを用いて復習する.
8 中間試験
第2回から第7回までの講義での学習内容の習得状況を,筆記試験により確認する.
9 中間試験の解説,代名詞(もの),「是」を用いた判断文,反復疑問文
中間試験の内容について解説する.指示代名詞,「是」を用いた判断文(肯定形・否定形・疑問形),反復疑問文を学ぶ.
10 形容詞述語文,選択疑問文,副詞「偏,非常,也,都」,連体修飾語(1)
形容詞述語文(肯定形・否定形・疑問形・反復疑問文),「還是」を用いた選択疑問文,副詞「偏,非常,也,都」の用法,単音節形容詞・複音節形容詞による名詞の修飾法を学ぶ.
11 数字・年月日・曜日の言い方・たずね方,名詞述語文,変化を表す「了」
数字・年月日・曜日の言い方・たずね方,名詞述語文(肯定形・否定形),変化を表す「了」を学ぶ.
12 「有」構文,量詞/助数詞
「有」構文(「〜にある」「〜が持っている」.肯定形・否定形・疑問形・反復疑問文),量詞/助数詞を学ぶ.
13 助動詞「会,能,可以」,「喜歓」,動詞の重ね方
助動詞「会,能,可以」・「喜歓」の用法,同じ動詞を重ねる表現を学ぶ.
14 完了の「了」,確認等の「?」,副詞「已経,快点児,早,有点児,只」,連体修飾語(2)
完了を表す「了」・確認等の「?」・副詞「已経,快点児,早,有点児,只」の用法,「的」を用いた人称代名詞による名詞の修飾法を学ぶ.
15 総合復習
中間試験以降の講義での学習内容について,配布プリントを用いて復習・確認を行う.
16 定期試験の解説,前期学習内容の復習
定期試験の内容について解説する.前期学習内容について,配布プリントをもとに,復習・確認を行う.
17 前置詞「在,從,從〜到〜,跟,給」,省略疑問文「?」,「〜極了」,連動文
前置詞「在,從,從〜到〜,跟,給」の用法,「?」を用いた省略疑問文,形容詞+「〜極了」の表現,連動文(一つの主語が二つ以上の動作を伴う文)を学ぶ.
18 動態助詞「着」,「要〜了,快〜了,快要〜了」,進行体,「一辺児〜一辺児〜」
動態助詞「着」・「要〜了,快〜了,快要〜了」・「一辺児〜一辺児〜」の用法,「(正)在」を用いた進行態を学ぶ.
19 助動詞「想,要,得,応該」,二重目的語
助動詞「想,要,得,応該」の用法,動詞+関節目的語(人)+直接目的語(物)の表現を学ぶ.
20 副詞「才,就,又,再」,「別,不要」
副詞「才,就,又,再」・禁止を表す「別,不要」の用法を学ぶ.
21 程度補語,「太〜了」
動詞+「得」+形容詞や「太〜了」といった程度を表す表現を学ぶ.
22 復習
第16回講義以降の学習内容について,配布プリントを用いて復習する.
23 中間試験
第16回から第22回までの講義での学習内容の習得状況を,筆記試験により確認する.
24 中間試験の解説,方向補語,形容詞の重ね方,存現文
中間試験の内容について解説する.動詞の方向・方向性を示す方向補語の用法,同じ形容詞を重ねた表現,存現文を学ぶ.
25 結果補語,「雖然〜,但是〜」
結果補語(肯定形・否定形),「雖然〜,但是〜」文型を学ぶ.
26 可能補語,比較の表現(1),「是〜的」
動作の可能不可能を表す可能補語「比」「没有」を用いた比較表現,強調を表す「是」〜「的」を学ぶ.
27 経験の「過」,数量補語,比較表現(2)
経験を表す「過」・動作の長さを表す数量補語の用法,「比」〜形容詞+程度を表す語/「比」〜「更」/「還」+形容詞といった比較の表現を学ぶ.
28 「把」構文,受身文「被」
「把」+目的語+動詞の構文(肯定形・否定形・禁止形),「被」を用いた受身文を学ぶ.
29 使役表現「讓,叫,請」,兼語文,「連〜也(都)〜」文系
「讓,叫,請」を用いた使役表現(肯定形・否定形),兼語文,「連〜也(都)〜」構文を学ぶ.
30 総合復習
中間試験以降の講義での学習内容について,配布プリントを用いて復習する.


前期,後期ともに中間試験および定期試験を実施する.中間試験と定期試験の実施に加え,随時課題を課す(複数回を予定).