【 2015 年度 授業概要】
科   目 工業英語I ( ESP, Engineering I )
担当教員 佐藤 徹哉 教授
対象学年等 電気工学科・3年・後期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
B4(100%)
授業の概要
と方針
英語の基本的な単語や文法は理解されていることを前提に,論文・特許・規格書等の技術文書や,身近な商品に関する例文など,実社会で用いられている例文に多く触れることにより,国際社会で活動する技術者(特に電気電子系の技術者)に必要とされる英語力を養成する.



1 【B4】 英語の基本的な単語と文法を利用して,比較的平易な英文を理解できる.
2 【B4】 電気電子(エレクトロニクス)分野で使用されることが多い専門用語や表現を理解できる.
3 【B4】 多様な英文の速読に慣れて,すばやく大意をつかむ.
4 【B4】 電気電子(エレクトロニクス)分野で使用されることが多い英文文書のスタイルや特徴に慣れて,すばやく大意をつかむ.
5 【B4】 工業英語分野における基礎から応用に渡る知識を身につける.
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1 英語で書かれた比較的平易な英文が理解できるか中間試験および定期試験で評価する.
2 電気電子(エレクトロニクス)分野で使用されることが多い専門用語や表現を理解できるか中間試験および定期試験で評価する.
3 多様な英文の速読に慣れて,理解できることを中間試験および定期試験で評価する.
4 電気電子(エレクトロニクス)分野で使用されることが多い英文文書のスタイルや特徴に慣れて,理解できることを中間試験および定期試験で評価する.
5 工業英語の小テストで評価するが,工業英検試験結果での代替も可とする.(3級合格15点/不合格A:14点/不合格B:12点,4級合格10点/不合格A:8点/不合格B:6点,不合格C代替不可)
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成績は,試験85% 小テスト15% として評価する.小テストは工業英語に関する試験を行い評価するが,工業英検試験結果での代替(到達目標5の評価基準参照)も可とする.別途,3級合格で80点以上,準2級で90点以上,2級で100点の評価をする.
テキスト オリジナルテキストとしてA4縦サイズのプリントを配布する
参考書 工業英検3級問題集(2015年度版),公益社団法人日本工業英語協会(日本能率協会マネジメントセンター)
工業英検3級問題集(2014年度版),公益社団法人日本工業英語協会(日本能率協会マネジメントセンター)
工業英検3級対策,公益社団法人日本工業英語協会(日本能率協会マネジメントセンター)
工業英検3級クリア,公益社団法人日本工業英語協会(日本能率協会マネジメントセンター)
Studying Engineering, A Road Map to a Rewarding Career: published by Discovery Press
関連科目 英語,英語演習,工業英語II
履修上の
注意事項
国際技術者が実際に扱う本物の英文素材を用いるため,英語としても扱う技術内容としても高度であり,十分な予習・復習が必須です.また,工業英検4級合格は必達とします.

【授業計画( 工業英語I )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 授業全般説明,種々の英語を学ぶ1(論文)
授業全般説明の後,英文論文の基本形式および英文論文で使用される英語を学ぶ
2 種々の英語を学ぶ2(国際学会)
国際学会で使用される英語を学ぶ
3 種々の英語を学ぶ3(数式や回路)
数式や回路表現,プログラムなど,エレクトロニクス分野で用いられる英語を学ぶ
4 種々の英語を学ぶ4(技術ミーティング)
海外企業との技術打ち合わせで使用される英語を学ぶ
5 種々の英語を学ぶ5(英文議事録)
英文議事録の書き方,および議事録で使用される英語を学ぶ
6 種々の英語を学ぶ6(共同開発実務)
英文機密保持契約書やライセンス契約書を例として,海外企業との共同開発で使用される英語を学ぶ
7 まとめと日常の自習方法のヒント
身近なものを利用して英語力を向上させる自習方法について説明する,加えてこれまでに学んだ事柄の復習も行う
8 中間試験
第1回から第7回の授業内容に関する試験を行う
9 中間試験解答および復習
試験の解答を行い,第1回から第7回の授業内容の復習を行う
10 種々の英語を学ぶ7(米国特許)
米国特許公報の基本形式および米国特許公報で使用される英語を学ぶ
11 種々の英語を学ぶ8(エレクトロニクス製品カタログ)
身近な電器製品としてデジタルカメラを取り上げ,商品特長の訴求方法などのカタログで使用される英語を学ぶ
12 種々の英語を学ぶ9(エレクトロニクス製品マニュアル)
身近な電器製品としてデジタルカメラを取り上げ,操作方法の説明など,取扱説明書(ユーザマニュアル)で使用される英語を学ぶ
13 種々の英語を学ぶ10(エレクトロニクス製品保証書)
身近な電器製品としてデジタルカメラを取り上げ,保証適用期間や対象,条件など,保証書で使用される英語を学ぶ
14 種々の英語を学ぶ11(規格書)
身近な規格としてデジタルカメラの画像ファイルとして広く普及しているExif規格を例として,規格書で使用される英語を学ぶ
15 まとめと日常の自習方法のヒント
身近なものを利用して英語力を向上させる自習方法について説明する,加えてこれまでに学んだ事柄の復習も行う


後期中間試験および後期定期試験を実施する.本教科における工業英検4級合格は必達条件であり本教科合格のための十分条件ではありません.本教科に合格するには中間試験・定期試験・小テストで60点以上の評価を得るか,授業年度内の冬季試験までに工業英検3級以上に合格する必要があります.