【 2014 年度 授業概要】
科   目 都市計画 ( Urban Planning )
担当教員 高田 知紀 講師
対象学年等 都市工学専攻・1年・前期・選択・2単位
学習・
教育目標
A4-AS4(100%)
JABEE
基準1(1)
(d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要
と方針
都市計画の歴史的背景や現代の都市計画の潮流,および都市計画法や建築基準法などの法令についての基礎を理解する.また,市民参加や合意形成の重要性を理解し,交通・防災・環境・経済などをふまえた包括的な都市計画・まちづくりのプロセスについて理解を深める.



1 【A4-AS4】 世界および日本における都市計画の歴史的背景について説明できる.
2 【A4-AS4】 都市計画法,建築基準法などの法令の概要を説明できる.
3 【A4-AS4】 都市における公園緑地の役割を理解し,その計画プロセスについて説明できる.
4 【A4-AS4】 都市計画・まちづくりにおける市民参加の意義と重要性を説明できる.
5 【A4-AS4】 地域住民が主体となった様々なまちづくり活動のあり方について説明できる.
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1 都市計画の歴史的背景についての理解度をレポートおよび中間試験で評価する.
2 都市計画に関連する法令についての理解度をレポートおよび中間試験で評価する.
3 公園緑地の計画プロセスについての理解度をレポートおよび中間試験で評価する.
4 市民参加と合意形成についての理解度をレポートおよび定期試験で評価する.
5 交通・防災・環境・経済などをふまえた包括的なまちづくり活動についての理解度をレポートおよび定期試験で評価する.
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成績は,試験85% レポート15% として評価する.100点満点で60点以上を合格とする.試験成績は中間試験と定期試験の平均点とする.
テキスト 「都市計画とまちづくりがわかる本」:伊藤雅春ほか(彰国社)
講義時に配布するプリント
参考書 「都市保全計画」:西村幸夫(東京大学出版会)
「地域・都市計画」:石井一郎・湯沢昭ほか(鹿島出版会)
関連科目 交通システム工学(S5),防災工学(S5),景観工学(S5),都市情報工学(S5),交通計画(AS1)
履修上の
注意事項
 

【授業計画( 都市計画 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 講義の概要と進め方
講義の目的・進め方を説明し,都市計画とまちづくり論についても概説する.
2 世界の都市計画史
世界各地における都市計画の歴史的経緯について概説する.
3 日本の都市計画史
日本の都市計画の歴史的経緯について概説する.
4 現代の都市計画
現代の都市計画の潮流とその基本的思想を紹介する.
5 都市計画にかかわる法制度(1)
建築基準法,建蔽率,容積率,高さ制限などについて概説する.
6 都市計画にかかわる法制度(2)
都市計画法,都市計画マスタープラン,地域地区などについて概説する.
7 公園緑地の計画とマネジメント
都市計画における公園緑地の役割,および計画とマネジメントの手法を紹介する.
8 中間試験
世界および日本における都市計画の流れ,都市計画に関する法制度についての理解度を確認する.
9 市民参加と合意形成
都市計画における市民参加と合意形成のプロセスについて概説する.
10 まちづくりとコミュニティデザイン(1)
まちづくり,コミュニティデザインに関する活動の背景と枠組みについて,従来の都市計画と比較しながら概説する.
11 まちづくりとコミュニティデザイン(2)
地域が主体となった商店街や過疎地域の活性化方策,および地域の価値発見と情報発信の手法について,具体的事例をまじえて紹介する.
12 交通とまちづくり
コミュニティバスやLRTなどを導入したまちづくりの事例を紹介する.
13 防災とまちづくり
地域主体による安心・安全なまちづくりに向けた取り組みを紹介する.
14 地球環境問題とまちづくり
脱温暖化,生物多様性などの地球環境問題をふまえたまちづくりの活動を紹介する.
15 総合演習・ディスカッション
講義内容をふまえて,これからの都市計画とまちづくりの方向性についてディスカッションする.


本科目の修得には,30 時間の授業の受講と 60 時間の自己学習が必要である. 前期中間試験および前期定期試験を実施する.