【 2014 年度 授業概要】

科　　　目			成形加工学 ( Material Processing )
担当教員			尾崎 純一 教授
対象学年等			機械システム工学専攻・2年・前期・選択・2単位
学習・ 教育目標			A4-AM4(100%)
JABEE 基準1(1)			(d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要 と方針			本授業は，プラスチック材料およびプラスチック基複合材料について基本的な材料特性および成形加工法について解説する．授業では映像，実製品，簡単な実験を活用して理解を深める．また，最近の技術動向やプラスチック材料に関わる環境問題などについても考えたい．
到 達 目 標		1	【A4-AM4】 プラスチックと金属の特性の違いや得失を理解できる．
		2	【A4-AM4】 プラスチックの基本的な性質および特性について理解できる．
		3	【A4-AM4】 プラスチックおよびプラスチック基複合材の主な種類と成形加工法について理解できる．プラスチックの主な成形加工方法の種類とその特徴について理解できる．
		4	【A4-AM4】 プラスチック材料に起因する環境問題および最新の技術動向について理解する．
		5
		6
		7
		8
		9
		10
評 価 方 法 と 基 準	到 達 目 標 毎	1	プラスチックと金属の特性の違いを理解し有用な工業材料の一つであることを理解できたかどうか試験で評価する．
		2	プラスチックの基本的な性質および特性について理解できたかどうか試験およびレポートで評価する．
		3	プラスチックおよびプラスチック基複合材の主な種類と成形加工法について理解できているかどうか試験およびレポートで評価する．
		4	プラスチックに起因する環境問題および最新の技術動向について理解できたかどうかレポートおよび試験で評価する．
		5
		6
		7
		8
		9
		10
	総 合 評 価		成績は，試験80%　レポート20%　として評価する．100点満点で60点以上を合格とする．
テキスト			配布プリント
参考書			「はじめてのプラスチック成形」：保坂範夫著（森北出版） 「プラスチック成形加工　基礎と実務 」：有方広洋著（日刊工業新聞社） 「先端成形加工技術　I 」：プラスチック成形加工学会 編 （プラスチックス・エージ） 「図解　プラスチック成形材料」： 鞠谷雄士・竹村憲二著，プラスチック成形加工学会編（森北出版） 「プラスチック成形加工」：松岡信一著(コロナ社)
関連科目			材料工学，加工工学，材料力学
履修上の 注意事項

【授業計画（ 成形加工学 ）】

回	上段：テーマ／下段：内容（目標、準備など）
1	概論
	各種工業材料の分類と特徴について概説する．
2	プラスチック材料の種類と特徴
	プラスチック材料の分類と種類，特徴について解説する．
3	プラスチック材料の特性
	プラスチックの機械的特性について解説する．
4	プラスチック材料の特性
	プラスチックの機械的特性および熱的特性について解説する．
5	プラスチック材料の特性
	身近にあるプラスチック材料に対して，材料特性を調べてどの材料推察し，プラスチック材料の持つ特性について理解を深める．
6	プラスチックの成形加工法
	プラスチックの各種加工法について解説する．
7	プラスチックの成形加工法
	プラスチックの各種加工法について解説する．また，プラスチックの成形加工法の映像を見ることで理解を深める．
8	プラスチックの成形加工法
	身近な工業製品の製造現場の映像を見てプラスチック成形に対する理解を深める．
9	プラスチックの成形加工法
	身近な工業製品を取り上げ，使用材料および成形加工法について考察する．
10	プラスチックの成形加工法
	身近な工業製品を取り上げ，使用材料および成形加工法について考察する．
11	複合材料
	複合材料の種類と特徴，適用例について解説する．
12	FRPの成形加工法
	プラスチック基複合材料の成形加工法の種類およびその特徴について概説する．
13	プラスチックと環境問題
	プラスチック材料やプラスチック基複合材料が環境に及ぼす影響や問題点について考える．
14	エコマテリアル
	近年開発が進んでいる生分解性プラスチックなど環境に優しいエコマテリアルについて最近の技術動向やトピックスを紹介する．
15	総括
	プラスチック材料や複合材料について，これからの材料および成形加工法はどうあるべきかを考え，本講義の総括を行う．
備 考	本科目の修得には，30 時間の授業の受講と 60 時間の自己学習が必要である． 前期定期試験を実施する．