【 2012 年度 授業概要】
科   目 加工工学 ( Manufacturing Engineering )
担当教員 尾崎 純一 教授
対象学年等 機械工学科・3年C組・前期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
A4-M4(100%)
授業の概要
と方針
本授業では,ものづくりで必要となる塑性加工,切削加工,研削加工,精密加工,特殊加工等の加工法の基礎について具体的な製品例や事例を取り上げながら解説する.また,ものづくりの生産現場や製造現場の映像を見ることで,実際に使われている加工法および加工技術について理解を深める.



1 【A4-M4】 機械加工と塑性加工の違いおよび得失について理解し説明できる.
2 【A4-M4】 塑性加工における主な加工法とその特徴について理解し説明できる.
3 【A4-M4】 切削加工における主な加工法とその特徴について理解し説明できる.
4 【A4-M4】 研削加工の特徴を理解し説明できる.
5 【A4-M4】 主な精密加工および特殊加工の特徴について理解し説明できる.
6 【A4-M4】 工業製品から,その加工方法について考察できる
7  
8  
9  
10  












1 機械加工と塑性加工の違いおよび得失について理解出来たかどうか中間試験,定期試験,課題(レポート)で評価する.
2 塑性加工における主な加工法とその特徴について理解出来たかどうか中間試験および課題(レポート)で評価する.
3 切削加工における主な加工法とその特徴について理解出来たかどうか定期試験および課題(レポート)で評価する.
4 研削加工の特徴が理解出来たかどうか定期試験および課題(レポート)で評価する.
5 主な特殊加工の特徴について理解できたかどうか定期試験で評価する.
6 工業製品から,加工方法について考察できるかどうか中間および定期試験で評価する.
7  
8  
9  
10  




成績は,試験70% レポート30% として評価する.試験点は中間試験と定期試験の平均点とする.100点満点で60点以上を合格とする.
テキスト 「機械系教科書シリーズ3 機械工作法」:平井三友・和田任弘・塚本晃久著(コロナ社)
配布プリント
参考書 「機械工作1 新訂版」:嵯峨常生編修(実教出版)
「機械工作2 新訂版」:嵯峨常生編修(実教出版)
「工場は生きている―ものづくり探訪」:加藤 正文(かもがわ出版)
「カラー図解 日本のすごいモノづくり」:中村 智彦監修(学研教育出版)
「世界が大切にするニッポン工場力」:根岸 康雄著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
関連科目 機械工作法(2年)
履修上の
注意事項
 

【授業計画( 加工工学 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 概論
加工法の分類およびその概要について解説する.
2 塑性加工の基礎
材料変形の基本的事項について学習する.
3 鍛造
鍛造加工について学習する.
4 圧延
圧延加工について学習する.
5 プレス加工
打ち抜き,曲げ加工について学習する.
6 プレス加工
プレス加工,深絞り加工について学習する.
7 その他の塑性加工法
押出し加工,引抜き加工などその他の塑性加工について学習する.
8 中間試験
これまで学習した内容について試験を行う.
9 試験解説
中間試験の解説,もの作りに関する映像を見る.
10 切削加工
切削工具の基本について学習する.
11 切削加工
切削液,旋盤,ボール盤について学習する.
12 切削加工
フライス,その他の工作機械について学習する.
13 演習
工業製品を製造する際,これまで学習した加工法が実際にどのように利用されているのか資料や映像を通して学習する.
14 研削加工
研削の原理,砥石の基本および研削加工方法について学習する.
15 精密加工,特殊加工
精密加工および特殊加工の分類と主な加工法について学習する.


前期中間試験および前期定期試験を実施する.