科 目 | 人文科学特講 ( Human Science ) | |||
---|---|---|---|---|
担当教員 | (前期)上垣 宗明 准教授,(後期)今里 典子 准教授 | |||
対象学年等 | 全学科・5年・通年・選択・2単位 ( 学修単位I ) | |||
学習・ 教育目標 |
C3(80%) D2(20%) | |||
JABEE 基準1(1) |
(a),(b) | |||
授業の概要 と方針 |
前期は,英語教育法の概要について書かれた英文を読み,その内容を理解し,自分に適した英語学習方法について考える.また,LL教室のPCを利用したe-learningを実際に活用したり,PCを利用して英語学習教材を作成する.後期は,日本手話(JSL)を一つの言語として学習した上で,言語学の視点によるJSLの分析,手話話者についての学習,実際のコミュニケーションを通じて,「言語」への理解を深める. | |||
到 達 目 標 |
1 | 【C3】 自分に適した英語学習方法を見つけ,その理由を英語教育学の視点に立って,説明できる. | 2 | 【C3】 英語学習のツールとして,PCを活用できる. | 3 | 【C3】 効果的な英語学習教材をPCで自作し,その特徴を説明できる. | 4 | 【C3】 日本手話が言語である事を言語学的・論理的に説明できる. | 5 | 【D2】 聾者について正しく理解し説明できる. | 6 | 【C3】 基本的な日本手話表現を使って簡単なコミュニケーションできる. | 7 | 8 | 9 | 10 |
評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | 英語教育法について理解しているかを定期試験と演習によって評価する. | |
2 | 英語学習ツールとしてPCが活用できるかを演習で評価する. | |||
3 | 自作した学習教材についてプレゼンできるかを演習で評価する. | |||
4 | 日本手話が言語である事を言語学的・論理的に説明できるかどうかを定期試験で評価する. | |||
5 | 聾者について正しく理解し説明できるかどうかを定期試験で評価する. | |||
6 | 基本的な日本手話表現を使って簡単なコミュニケーションできるかどうかを定期試験と演習で評価する. | |||
7 | ||||
8 | ||||
9 | ||||
10 | ||||
総 合 評 価 |
成績は,試験70% 演習30% として評価する.成績は,試験70%,演習30%,として評価する.前期は,到達目標1を試験35%,到達目標2,3を演習15%,で評価する.後期は,到達目標4, 5を試験35%,到達目標6を演習15%,として評価する.100点満点で60点以上を合格とする. | |||
テキスト | プリント・ノート講義 |
|||
参考書 | 「Principles of Language Learning and Teaching 2nd Edition」 : H.Douglas Brown (Prentice-Hall Regents 「英語科教育法読本」 : 片山嘉雄編著 (大修館書店) |
|||
関連科目 | なし | |||
履修上の 注意事項 |
後期の授業は手話表現を習得する必要がある.また自分の意見を積極的に発言する事が求められる.. |
回 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
---|---|
1 | イントロダクション |
講義内容の説明 | |
2 | Language Learning とLanguage Acquisition の違い(1) |
英文を読んで,理解を深める. | |
3 | Language Learning とLanguage Acquisition の違い(2) |
違いを理解する. | |
4 | e-learningについて |
e-learningを利用し,特徴を考える. | |
5 | 教授法の概略(1) |
英文を読んで,教授法の特徴を理解する. | |
6 | 教授法の概略(2) |
英文を読んで,教授法の特徴を理解する. | |
7 | 教授法の概略(3) |
英文を読んで,教授法の特徴を理解する. | |
8 | Presentation 1 |
最適だと思う教授法について発表する原稿を考える. | |
9 | Presentation 2 |
最適だと思う教授法について発表する. | |
10 | 教材作成(1) |
PCを利用し,自作の英語教材を作成する. | |
11 | 教材作成(2) |
PCを利用し,自作の英語教材を作成する. | |
12 | 教材作成(3) |
PCを利用し,自作の英語教材を作成する. | |
13 | Presentation 3 |
自作の教材について発表する原稿を考える. | |
14 | Presentation 4 |
自作の教材について発表・質疑応答する. | |
15 | まとめ |
これまでに学んできたことが理解できているかどうかを確認する. | |
16 | イントロダクション |
授業の進め方や日本手話(以下JSL)を学習するに当たっての注意事項について説明.手話に関するアンケートの実施. | |
17 | 手話の基本 |
アンケート結果の解説.指文字と手話の違いについて学習する. | |
18 | 発声と聞こえのメカニズム |
人間の発声と聞こえのメカニズムについて学習する. | |
19 | 聾者について |
聾者の定義,聞こえの障害について学習する. | |
20 | 手話言語学入門: 音韻 |
JSLの音韻体系について,語彙の分析演習を通して学習する. | |
21 | 手話言語学入門: 形態・統語 |
JSLの語形成のルールについて解説する.類辞の現象を観察し,音声日本語の文法と比較する. | |
22 | 手話表現練習 |
JSLで簡単な文章表現を作る.自己紹介文 | |
23 | 手話表現復習 |
JSLの基本文章の演習を行う | |
24 | 手話の発生・習得 |
手話言語の成立過程について学習し,手話言語発生の過程を学習する. | |
25 | 手話失語 |
手話失語の症例から,手話の処理プロセスを考える. | |
26 | ろう教育と情報保障 |
聾教育の歴史と現状,また聾者の日常的情報保障について学習する. | |
27 | 手話の文法演習 |
JSLの基本文章の演習.動詞表現部分(テンスやアスペクト,一致)に注目して学習する. | |
28 | 手話と音声言語 |
手話と音声言語(特に日本語)との差異について考える. | |
29 | 手話とジェスチャー |
手話とジェスチャーとの差異について考える. | |
30 | まとめと評価 |
これまでに学んできたことが理解できているかどうかを確認する. | |
備 考 |
前期定期試験および後期定期試験を実施する. |