【 2012 年度 授業概要】
科   目 国語 ( Japanese Language and Literature )
担当教員 吉川 敏郎 教授
対象学年等 電気工学科・3年・通年・必修・2単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
B1(100%)
授業の概要
と方針
「現代文」の教科書を使用し近代以降の様々な作品に触れることで,読解・理解・表現の領域において国語の能力の深化・発展させることに重点を置き,さらに言語事項に関する知識の充実を図る.また,それを通して,言語文化への関心を高め,一人一人が独自の物の見方や考え方が身につくように指導する.



1 【B1】 常用漢字が正しく読め,正確に書くことができるようになる.
2 【B1】 様々な分野の専門用語に関する一定の知識を持つ.
3 【B1】 様々な表現技法を身につける.
4 【B1】 目的に応じて的確に読み取る能力が向上する.
5 【B1】 作品の読解を通して多様な物の見方や考え方ができ,それを表現できるようになる.
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1 各単元の最初に常用漢字の読みと,主要な漢字が正確に書けるように指導し,プリント教材も併用してその充実を図り,定期試験で評価する.
2 各単元の最初に難解語句の意味や専門用語の解説を行い,それが正確に把握できているかを定期試験で評価する.
3 評論文・小説・詩の読解を通して説明した,各ジャンル固有の表現技法が正確に理解できているかを定期試験で評価する.
4 各単元で表現された高度で難解な文章に関しても,正確に論旨を読み取ることができ,それを要約し解説できるか否かを定期試験で評価する.
5 感想文の課題を与え,作者の主張を正確に読み取れているか,それに対する考え方に独自性があるか,論旨が一貫しているか,正しい表記で書かれているか等を評価する.
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成績は,試験90% レポート10% として評価する.試験成績の平均点(9割)と課題点(1割)を合算して,60点以上を合格とする.
テキスト 「高校生の現代文」 (明治書院)
プリント
参考書 「現代国語例解辞典」(小学館)
関連科目 2年「国語」 4年「国語」
履修上の
注意事項
無し

【授業計画( 国語 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 随想文を読む.
「情けは人のためならず」 の全文を通読する. 難解な常用漢字の読みの指導と常用漢字の習得を指示する.新出の難解な語句の意味を説明する.全体の文章構成を理解させる.
2 随想文を読む.
文脈を丁寧に追いながら,論旨を把握させ,筆者の主張を的確に読み取れるように指導する.
3 随想文を読む.
表現内容に関する様々な問題を解説する中で,随想文特有の文体についての理解を深める.
4 随想文を読む.
筆者の論述内容を踏まえて,日常生活における様々な「出会い」の持つ意味を,学生自らに考えさせる.
5 科学評論を読む.
「失敗に学ぶ」の全文を通読する.難解な常用漢字の読みの指導と常用漢字の習得を指示する.科学評論固有の用語について解説する.
6 科学評論を読む.
評論の文脈をたどり,個個の文をを解説していく中で論旨を的確に把握できるように指導していく.
7 科学評論を読む.
「失敗」が「創造」の上でいかに不可欠なものかという筆者の論理を,叙述された具体例を通して検証していく.
8 科学評論を読む.
論理的な文章表現を読解する中で,論理的文章表現法を習熟させる.
9 科学評論を読む.
エンジニアである筆者の「失敗に学ぶ」姿勢を,学生自らの物事に取り組む姿勢と照らし合わせることで,「失敗」の持つ意味を考えさせる.
10 詩を鑑賞する.
「永訣の朝」の音読を通して,韻律の理解を深める.とりわけ,方言の活用に注意を払うように指導する.
11 詩を鑑賞する.
詩固有の言語表現,特に修辞(比喩・反復・倒置等)について学習させる.言語(方言を含む)の美しさに対する感覚を養う.
12 詩を鑑賞する.
詩語の理解を通して,そこに表現された詩人の心情を正確に把握させる.
13 詩を鑑賞する.
詩の主題や構成について考えさせるとともに,「生と死」についての理解を深めさせる.
14 感想文を書く.
小説を全文通読して,感想文を書く.
15 プリント教材(語彙を豊かに)
教育漢字の書き取り,常用漢字の読みと書き取り,四字熟語,慣用句の主要なものを抜粋して,学生に取り組ませ習得させる.
16 前期末試験の問題解説と解答.小説を読む.
「ナイン」の全文を通読する.
17 小説を読む.
「ナイン」の作者の作風,文学史的位置づけ,時代背景等を解説する. 難解な常用漢字の読みの指導と常用漢字の習得を指示する.歴史小説特有の難解な語句,特に漢語の意味を重点的に説明する.
18 小説を読む.
作品の主題・構成および表現上の特徴について学習させる.
19 小説を読む.
主人公の心情あるいは状況の変化を表現に即して性格に読み取れるように指導する.
20 小説を読む.
作品に登場する人物のその後の経歴が,物語の展開にどうかかわっているかを明らかにする.
21 小説を読む.
作品からうかがえる作者の人生観を理解させ,人間や社会に対する洞察を深めさせる.
22 評論文を読む.
「知識の扉」の全文を通読する. 難解な常用漢字の読みの指導と常用漢字の習得を指示する.新出の難解な語句の意味を説明する.全体の文章構成を理解させる.
23 評論文を読む.
作者の独自の言い回しや表現技法に留意させ,論理的な文章表現を読解するする中で,学生自身の言語生活が豊かになるように指導する.
24 評論文を読む.
筆者は「知識」をどのように定義し,現代社会が抱えている問題点を,どのように解決へと導いているかを読み取らせる.
25 評論文を読む.
筆者の論理的な表現を理解させ,物事の本質に迫るものの見方,思考のあり方を考えさせる.
26 近代短歌を読む.
近代短歌として取り上げられた,五人の歌人の作風や文学史的位置付けを明らかにして,歌人についての理解を深めさせる.
27 近代短歌を読む.
韻文固有の難解な語句について解説する.
28 近代短歌を読む.
短歌の修辞法を解説し,それが果たす表現効果を理解させ,短歌の鑑賞力を高める.
29 現代短歌を読む.
現代短歌として取り上げられた,五人の歌人の作風や文学史的位置付けを明らかにして,歌人についての理解を深めさせる.
30 現代短歌を読む.
近代短歌から現代短歌への変遷を,作品の鑑賞を通して理解させる.


前期定期試験および後期定期試験を実施する.