【 2012 年度 授業概要】
科   目 専攻科特別研究II ( Graduation Thesis for Advanced Course II )
担当教員 専攻科講義科目担当教員
対象学年等 都市工学専攻・2年・通年・必修・8単位
学習・
教育目標
B1(15%) B2(15%) B4(5%) C2(65%)
JABEE
基準1(1)
(d)2-a,(d)2-b,(d)2-c,(e),(f),(g)
授業の概要
と方針
専攻科特別研究Iを継続する.専門知識の総合化により研究開発およびデザイン能力を高める.研究課題における問題を学生自ら発見し,広い視野をもって理論的・体系的に問題解決する能力を養う.研究テーマの設定にあたっては研究の新規性,有用性,理論的検討を重視する.研究の内容や進捗状況を確認し,プレゼンテーション能力の向上を図るため発表会を実施する.研究成果を報告書にまとめ提出する.



1 【C2】 設定した研究テーマについて,専門知識をもとに研究遂行能力を養う.
2 【B1】 研究の経過を整理して報告し,研究内容を簡潔に発表する能力を身に付ける.
3 【B2】 研究内容に関する質問に対して的確に回答できる.
4 【B4】 研究に関連した英語の文献を参照することができ,研究内容の概要を的確な英語で書くことができる.
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1 研究課題の探究力,実験計画力,研究遂行力を日常の研究活動実績から,および最終報告書の充実度から評価する.到達目標4と合わせて70点とする.
2 研究発表会30点(内容と構成10点,発表10点,質疑応答10点)として評価する.
3 研究発表会30点(内容と構成10点,発表10点,質疑応答10点)として評価する.
4 研究テーマに関連した英語論文を自らの研究に役立てているかは,日常の活動状況や発表会での参照状況から評価する.研究概要を英語で的確に書けているかは最終報告書で評価する.
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成績は研究課題の探求・実験計画・研究実績および最終報告書の充実度で70%,特別研究発表会の充実度で30%(中間10%・最終20%)として評価する.100点満点で60点以上を合格とする.
テキスト  
参考書  
関連科目 都市工学に関る科目全て
履修上の
注意事項
本教科内容に関してI,IIの期間中に,最低1回の学外発表(関連学協会における口頭またはポスター発表)を義務付ける.

【授業計画( 専攻科特別研究II )】
内容(目標、準備など)
(1) 越流に伴う防潮堤の安定性に関する研究:津波による構造物の洗掘を防止させ,また,越水後のエネルギーを減衰させるための構造を検討する
(2) 粗粒子材を用いた海浜変形に関する基礎的研究:養浜材に粒径の大きな底質を用いて場合の地形変化や分級特性について評価する
(3) ユビキタスな都市河川河口観測装置の開発:ラジコンボートや簡易気球により都市河口の水質・地形把握する装置を開発する.
(4) 砂礫混合海岸の底質分級と地形変化の応答性に関する研究:現地観測,室内実験およびマルチエージェント手法を用いたシミュレーションにより,砂礫混合海岸の底質分級と地形変化の応答性を明らかにする.
(5) 直接基礎で支持される道路橋の地震応答変位の片寄り:直接基礎で支持された道路橋をモデル化した3自由度モデルを用い,弾塑性地震応答解析の結果から応答の片寄りについて考察する.


本科目の修得には,240 時間の授業の受講と 120 時間の自己学習が必要である. 中間試験および定期試験は実施しない.