【 2011 年度 授業概要】
科   目 卒業研究 ( Graduation Thesis )
担当教員 講義科目担当教員
対象学年等 都市工学科・5年・通年・必修・8単位 ( 学修単位I )
学習・
教育目標
B1(20%) B2(10%) C2(70%)
JABEE
基準1(1)
(d)2-a,(d)2-b,(d)2-c,(e),(f),(g)
授業の概要
と方針
特定のテーマを設定し,授業等で修得した知識と技術を総合して自主的かつ計画的に指導教官のもとで研究を行う.研究を通じて,問題への接近の方法を理解し,文献調査や実験,理論的な考察などの問題解決の手順を修得して,総合力およびデザイン能力を高める.また,研究成果を口頭で発表し論文にまとめることでコミュニケーション能力を身につける.



1 【C2】 研究活動:研究テーマの背景と目標を的確に把握し十分な準備活動を行い,指導教官,共同研究者と連携しながら自主的に研究を遂行できる.
2 【C2】 研究の発展性:得られた研究結果を深く考察し,今後の課題等を示し,研究の発展性を展望することができる.
3 【B1】 発表および報告書:研究の発表方法を工夫し,与えられた時間内に明瞭でわかりやすく発表できる.また.報告書が合理的な構成で研究全体が簡潔・的確にまとめることができる.
4 【B2】 質疑応答:質問の内容を把握し,質問者に的確に回答できる.
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1 研究への取り組み,達成度と卒業研究報告書の内容を評価シートで評価する.
2 研究活動の状況,研究成果と卒業研究報告書の内容を評価シートで評価する.
3 中間および最終発表会,報告書を評価シートで評価する.
4 中間および最終発表会の質疑応答と質問回答書を評価シートで評価する.
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研究活動30点,研究の発展性30点,報告書の構成10点,発表30点,100点満点で,60点以上を合格とする.
テキスト  
参考書  
関連科目 特記事項なし.
履修上の
注意事項
特記事項なし.

【授業計画( 卒業研究 )】
内容(目標、準備など)
1. コンクリート充填楕円鋼管部材の終局強度2. 中空式2重鋼管・コンクリート合成部材のせん断特性3. 中空シアコネクタの付着せん断特性4. 中空式2重鋼管コンクリート合成部材の圧縮特性5.河口干潟,河口砂州の長期地形変動要因の検討 潮汐,波浪,地球温暖化による海水面上昇などの変動が,河口干潟・河口砂州の形成に 及ぼす影響について検討する.6.都市河川に生息する底生生物の生息環境の把握 河川構造物の設置や周辺の土地利用が,水生昆虫の生息に及ぼす影響について検討する.7.干潟生態系ネットワークの保全に向けた基礎的研究 現地調査と数値シミュレーションの結果から,準絶滅危惧種ハクセンシオマネキの 淡路島周辺での干潟ネットワーク形成の可能性について検討する.10.市街地の開発とインナーシティ問題に関する研究 都市の発展とインナーシティ問題,コンパクトシティの形成に関する研究を行う.11.市街地の景観形成に関する研究 神戸市街地を対象として,市街地と自然景観の関係,その評価方法に関する研究を行う.12.公共交通の環境面からみた有効性に関する研究市街地交通における鉄道輸送のエネルギー・環境面から見た特徴および有効性を評価する.13.運動方程式の各種数値積分法の比較14.1,2自由度系振動体の地震応答解析15.非合成桁橋と合成桁橋の比較設計16.プラットトラス形式の道路橋の設計17.骨組の有限要素解析プログラムの作成18.有限要素法を用いた埋設物探査の検証19.動的荷重を受けた基礎の沈下と支持力20.基礎-地盤-構造物系モデルを用いた地震応答の片寄り21.コンクリートの劣化予測に関する検討22.コンクリートのスケーリングに関する研究23.webカメラ画像を用いた海浜における汀線位置計測23.webカメラ画像を用いた海浜利用状況の調査24.容量式波高計を用いた現地地形計測手法の開発25.浮体構造物を用いた海浜地形修復26.西神住宅第二団地(西神南地区)の地理情報データベースの作成27.ALOSの画像データによる神戸市街地域の地図の作成28.神戸市域の城郭址データベースの作成29.神戸市街地域の神社・旧村落データベースの作成30.礫投入による海浜地形の変化31.空隙を有する構造物の流体力の評価32.人工海浜の地形変化に関する現地調査


中間試験および定期試験は実施しない.中間報告会,卒業研究報告会を実施する.