【 2011 年度 授業概要】

科　　　目			デザイン工学 ( Design Engineering )
担当教員			室崎 千重 非常勤講師
対象学年等			都市工学科・5年・前期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・ 教育目標			A4-S1(100%)
JABEE 基準1(1)			(d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要 と方針			土木と共に環境を形成する建築分野の空間デザインを，様々な角度から学び理解を深める．基本的な課題を実際に体験することにより，総合的な環境プランナーとして必要な空間デザインへの興味と基礎的素養を養うことを目的とする．
到 達 目 標		1	【A4-S1】 空間デザインの基礎となる考え方や寸法単位，人の行動との関わりを理解できる．
		2	【A4-S1】 空間を構成する要素を理解し，空間のデザインコンセプトを組み立て，表現することができる．
		3	【A4-S1】 自分の考えた空間デザインについて，人にわかりやすく発表・説明・討議できる．
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評 価 方 法 と 基 準	到 達 目 標 毎	1	空間寸法の計測や空間デザインと人との関わりについて理解ができているか，授業内で行なうレポートで評価する．
		2	製作した作品の空間デザインの表現方法とコンセプトの組み立てを，作成したパワーポイントの内容および構成により評価する．
		3	作品のプレゼンテーションおよび，プレゼンテーションに対する討議時の質疑応答の内容により評価する．
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	総 合 評 価		成績は，レポート30%　演習70%　として評価する．演習の70%は，製作した作品およびそのプレゼンテーション60%＋プレゼンテーション時の討議10%として評価する．評価はレポートおよび演習により総合評価する．100点満点とし60点以上を合格とする．
テキスト			なし（随時プリントを配布する）
参考書			空間デザインの原点，岡田光正（理工学社） 住まいを読む―現代日本住居論，鈴木成文（建築資料研究社）
関連科目			特になし
履修上の 注意事項

【授業計画（ デザイン工学 ）】

回	上段：テーマ／下段：内容（目標、準備など）
1	デザインとは何か
	デザインを行なう際に配慮すべき条件にどのようなものがあるか学び，デザインを行なうプロセスを理解する．
2	人体寸法と空間デザイン
	空間デザインの基本となる人体寸法や動作寸法について理解を深める．
3	住まいと空間デザイン
	身近な住まいについて考え，生活様式と住まいの空間デザインがどのように関係しているのか理解する．
4	人にやさしい空間デザイン
	多様な人にとって使いやすい空間デザイン（ユニバーサルデザイン）について理解する．
5	空間デザインと行動
	人と人や環境と人の関係が，どのように人の行動に影響しているか読み解く視点を学ぶ．
6	空間デザインの表現方法
	空間を構成する要素を，構造を含めて理解する．設計の基礎的な能力と，表現方法を学ぶ．
7	空間デザインの実践1
	まちかどの休憩空間のデザインを行なう．そのためのコンセプトを考える．
8	空間デザインと実践2
	デザインコンセプトに基づいて空間の構成を検討し，実際にデザインを行う．
9	空間デザインと実践3
	作成した設計図をもとに，模型を製作してボリューム感を理解する．
10	空間デザインと表現1
	設計図と製作した模型を整理し，プレゼンテーションにむけての技術を習得する．
11	空間デザインと表現2
	10回目と同じ
12	空間デザインと表現3
	出来上がった作品を写真撮影し，プレゼンテーションの準備を行う．
13	空間デザインと評価1
	課題の発表として5分間のプレゼンテーションを行い，各自のデザインについての説明を行う．また，他者が行ったプレゼンテーション内容についての理解を深めるため，討議を行う．これらにより多様なデザイン手法やコンセプトの設定に対して理解を深める．
14	空間デザインと評価2
	13回目と同じ
15	空間デザインの評価3
	13回目と同じ
備 考	中間試験および定期試験は実施しない．課題（作品，レポート）の提出とプレゼンテーション内容，質疑等によって評価する．