【 2011 年度 授業概要】
科   目 生産システム ( Production Systems )
担当教員 東 義隆 講師
対象学年等 機械工学科・5年C組・後期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・
教育目標
A4-M4(90%) D1(10%)
JABEE
基準1(1)
(b),(d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要
と方針
良い品物を安く,早く,安全にしかも環境をも考え生産するには人,物,資金の有効な調達と,いつ,どの製品を,どのような設備で,いかなる作業によって生み出すかという生産情報が必要になる.生産のタイミングやスピードが重視されるなかで,生産情報の重要性もますます増大している.生産システムにおける生産情報の最適な適用および人,物,資金の管理技術に必要な基礎知識と数理手法を解説する.



1 【D1】 会社の組織,関係法律,生産システムを知る.
2 【A4-M4】 Break−even analysisを知る.
3 【A4-M4】 貸借対照表,損益計算書から財務分析ができる.
4 【A4-M4】 QCの七つ道具を使って問題点と改善点のプレゼンテーションができる.
5 【A4-M4】 工程分析記号,サーブリック記号を用いて作業研究ができる.
6 【A4-M4】 PERT計算でクリティカルパスを求めることができる.
7 【A4-M4】 ハインリッヒの法則を知る.
8 【A4-M4】 線形計画法を用いて最適生産量の解を求めることができる.
9 【A4-M4】 窓口1,複数窓口の場合の行列の長さ,待ち時間等の計算ができる.
10 【A4-M4】 MAPI法について知る.












1 会社の組織,関係法律,生産システムなどを試験で評価する.
2 Break−even analysisを試験で評価する.
3 財務分析の演習を行い評価する.
4 QCの七つ道具を使って演習を行い.プレゼンテーション能力を見る.
5 工程分析記号,サーブリック記号を用いて演習を行いレポートで評価する.
6 クリティカルパス,実行可能度の計算を試験で評価する.
7 ハインリッヒの産業災害論を試験で評価する.
8 線形計画法を試験で評価する.
9 待合せ理論を試験で評価する.
10 MAPI法を試験で評価する.




成績は,試験90% レポート10% として評価する.100点満点で60点以上を合格とする.
テキスト 「例解 生産システム情報学」:宮ア茂次(森北出版)
参考書 「生産工学」:岩田一明,中沢弘 共著(コロナ社)
「やさしい 生産システム工学入門」:朝比奈奎一(日本理工出版会)
関連科目 加工工学
履修上の
注意事項
関連科目は機械工作法,加工工学で各種加工法を知り,応用機械設計,工作機械で各種機械を学び生産システムの構築を考える.

【授業計画( 生産システム )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 生産と情報
生産の定義と内容および生産活動における情報の説明.
2 利益管理,需要予測
財務分析,利益図表の書き方,予測曲線の当てはめ,変動についての講義.
3 品質管理
品質管理の重要性,QCの七つ道具の説明.
4 品質管理
サンプルを与え,QCの七つ道具を理解させる.
5 作業研究
工程分析記号,サーブリック記号を理解させる.
6 スケジューリング
ジョブショップスケジューリングの講義.
7 PERT計算
クリティカルパス,実行可能度の計算方法を講義.
8 中間試験
これまでの講義,演習から出題する.
9 生産管理手法
テイラーシステム,フォードシステムを理解させる.
10 生産管理手法
ジャストインタイムシステム,かんばん方式を理解させる.
11 安全管理
フェール・セーフ,フール・プルーフ,ハインリッヒの法則等を講義.
12 線形計画法
線形計画法の講義.
13 線形計画法
ネットワークから線形計画法を使い実行可能度を求める.
14 待合せ理
窓口1,複数窓口の場合の待合せ理論の講義.
15 設備更新
MAPI法の講義.


後期中間試験および後期定期試験を実施する.