【 2011 年度 授業概要】
科   目 国語 ( Japanese Language and Literature )
担当教員 田林 千尋 非常勤講師
対象学年等 応用化学科・4年・前期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・
教育目標
B1(100%)
JABEE
基準1(1)
(d)2-b,(f)
授業の概要
と方針
本授業の目的は,日本語コミュニケーション能力の向上である.とくに論理的文章を書く技術を身に着けることに重きをおく.そのうえで,口頭発表における資料作成とその聞き取り等,理系に不可欠なコミュニケーション能力を伸ばすことを目指す.



1 【B1】 文章表現の基礎を習得する.
2 【B1】 論理的文章の基礎を習得する.
3 【B1】 論説文の書き方を習得する.
4 【B1】 就職活動やビジネスの場で求められる文書の書き方を習得する.
5 【B1】 日常生活やビジネスの場における正しいことば遣いを習得する.
6 【B1】 口頭発表資料の作成方法を習得する.
7 【B1】 口頭発表における自己表現の方法を習得する.
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1 話しことばと書きことばの違い,原稿用紙の使い方,文章表現・構成の注意点が身に着いているか,定期試験および授業中の発表,レポート,提出物により評価する.
2 文体が統一された論理的な文章が書けるか,定期試験およびレポート,提出物により評価する.
3 資料・文献等の根拠に基づき,自己の意見を筋道を立てて述べることができるか,レポートにより評価する.
4 それぞれの場面に適切なことばを用いた自己表現ができるか,授業中の発表,定期試験により評価する.
5 それぞれの場面に適したことば遣いが身についているか,定期試験により評価する.
6 わかりやすく,興味の持てる口頭発表資料が作成できるか,提出物により評価する.
7 わかりやすく,興味の持てる口頭発表ができるか,授業中の演習発表,提出された提出物および定期試験により評価する.
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成績は,試験85% レポート7% 提出物(説明文)3% 演習発表(口頭発表)5% として評価する.試験は,到達目標1・2・4・5・7について実施する.到達目標1・2・3・6・7については,提出物,演習発表により評価する.100点満点で60点以上を合格とする.
テキスト 佐藤嗣男ほか『日本語表現ガイタンス ―情報の収集から発信まで―』2002.3.おうふう
そのほか,適時プリントを配布する.
参考書 なし
関連科目 三年「国語」
履修上の
注意事項
なし

【授業計画( 国語 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 授業ガイタンス
授業ガイタンスののち,簡単な文章を書いてみる.(評価には含めず,授業開始時点の学生の文章能力の目安としてのみ扱う).
2 文章表現の基礎(1)
話しことばと書きことばの違い・原稿用紙の使い方などについて学ぶ.文章表現・構成の注意点について確認し,問題を解く.
3 文章表現の基礎(2),説明文の説明
文章表現の注意点について確認し,問題を解く.説明文を書く際の注意点について学ぶ.
4 説明文
説明文の一種として取扱説明書を書き,提出する.
5 説明文の返却・講評,説明文と論説文の違いの説明
第4回に提出された説明文の返却する.また,その中からサンプルを例示,講評する.事実の記述と意見の記述の違い,説明文と論説文の違いについて学ぶ.
6 論説文の基礎,材料の集め方,引用の方法
論説文の注意点を確認する.資料・文献の集め方・引用(出典表記)の方法について学ぶ.
7 論説文
論説文の書き出し・文末表現等について学ぶ.レポートテーマを発表し,実際に書き始める.
8 中間試験
実施しない.
9 要約する
要約の作成について学び,実践する.
10 エントリーシート・大学編入志望動機書を書く,レポートの提出
エントリーシート・大学編入志望動機書の実例に触れ,一部を書いてみる.第7週に課したレポート(論説文)を提出する.
11 レポートの返却・講評
第10週に提出されたレポートの返却・その中からサンプルを例示,講評する.
12 口頭発表資料の作成,口頭発表の方法
わかりやすく,興味の持てる口頭発表資料の作り方と,口頭発表時の注意点について学ぶ.
13 発表資料の作成
第14週の口頭発表に向けて発表資料を作成する.
14 口頭発表
グループ内にて口頭発表をし,相互評価する.なお,時間内に相互評価表と各自発表資料の提出を求める.
15 ビジネス文書
手紙文・ビジネスメール・ビジネス文書の書き方を学ぶ.


前期定期試験を実施する.