【 2010 年度 授業概要】

科　　　目			都市工学実験実習 ( Laboratory Work in Civil Engineering )
担当教員			橋本 渉一 教授，辻本 剛三 教授，高科 豊 准教授，柿木 哲哉 准教授，宇野 宏司 准教授，浅見 雅之 非常勤講師
対象学年等			都市工学科・5年・通年・必修・3単位 ( 学修単位I )
学習・ 教育目標			A4-S2(10%) B1(10%) C1(40%) C4(30%) D1(10%)
JABEE 基準1(1)			(b),(d)1,(d)2-a,(d)2-b,(d)2-d,(e),(f),(g),(h)
授業の概要 と方針			材料学，水理学，衛生工学，交通計画学，デザイン工学など都市工学の実験をともなう応用分野の一層の理解を深めるため，各分野の実験・実習を行う．実験は，3班または6班編成の小人数で行うことによって理解度を高め，シミュレーションやコンピュータ演習，模型の製作等で理論の理解と実際問題への応用能力を養う．
到 達 目 標		1	【C4】 期限内に実験レポートをまとめ提出できる．
		2	【B1】 実験結果を適切に処理し，図・表が書ける．
		3	【D1】 設備・機器の取り扱いに注意し，安全に実験に取り組むことができる．
		4	【A4-S2】 コンクリートの物性試験を行うことができる．
		5	【C1】 管水路，開水路，ポテンシャル流，相対静止水面に関する計算ができる．
		6	【C1】 各種の水質検査ができる．
		7	【C1】 交通輸送量の測定ができる．交通結節点および外部空間について提案ができ，施設の基本計画ができる．
		8	【C1】 空間の計画・空間の理解ができる．
		9
		10
評 価 方 法 と 基 準	到 達 目 標 毎	1	各テーマ毎のレポート提出状況で評価する．
		2	各テーマ毎のレポートの内容で評価する．
		3	安全に実験が行なわれているか，各テーマ実験の取り組みで評価する．
		4	コンクリートの物性に関する試験を行い，レポートの提出状況および内容により評価する．
		5	管水路，開水路，ポテンシャル流，相対静止水面に関する実験および計算を行い，レポートの提出状況および内容により評価する．
		6	各種の水質に関する検査を行い，1週間以内に設定されたレポートの提出状況および内容により評価する．
		7	交通輸送量の測定，鉄道駅および外部空間の基本計画図作成と模型製作を行い，レポート・模型の提出状況および内容により総合的に評価する．
		8	公園に設ける施設の設計図面製作・模型製作・成果の発表をグループで行ない，レポートの提出状況および内容により総合的に評価する．
		9
		10
	総 合 評 価		成績は，水理実験33%，コンクリート・衛生・交通計画・デザインの各実験16.5%の総合点とする．交通計画の内訳はレポート75%，模型製作25%，デザインの内訳は図面・模型製作・発表70%，レポート30%とする．100点満点で60点以上を合格とする．
テキスト			「土木材料実験指導書」：土木学会編（土木学会） 「水理実験指導書」：土木学会編（土木学会） 「環境工学」：石井一郎（森北出版）
参考書			「交通工学」：大蔵泉（コロナ社） 「交通空間のデザイン」：伊澤岬（彰国社）
関連科目			構造力学，コンクリート工学，材料学，水理学，都市環境工学，環境水工学，都市システム工学，都市交通計画学，交通システム工学，デザイン工学，景観工学
履修上の 注意事項			クラスを3班の小人数に編成し，水理・材料・デザインの各実験を受講する．衛生・交通計画の実験はその班を1/2に分け受講する．

【授業計画（ 都市工学実験実習 ）】

回	上段：テーマ／下段：内容（目標、準備など）
1	前期実験ガイダンス
	コンクリート・水理学（前期）・衛生工学・計画学各実験の予定，班割，注意事項など，実験前のあらゆる問題点について，事前説明を行う．
2	コンクリート・水理学（前期）・衛生工学・計画学実験
	スランプ試験，ブリーディング試験．相対的静止水面の実験，不等流の実験．水質測定（1）．道路交通量調査．
3	コンクリート・水理学（前期）・衛生工学・計画学実験
	スランプ試験，ブリーディング試験．相対的静止水面の実験，不等流の実験．水質測定（1）．道路交通量調査．
4	コンクリート・水理学（前期）・衛生工学・計画学実験
	スランプ試験，ブリーディング試験．相対的静止水面の実験，不等流の実験．水質測定（1）．道路交通量調査．
5	コンクリート・水理学（前期）・衛生工学・計画学実験
	スランプ試験，ブリーディング試験結果の考察．相対的静止水面の実験，不等流の実験．水質測定（1）．道路交通量調査．
6	コンクリート・水理学（前期）・衛生工学・計画学実験
	スランプ試験，ブリーディング試験結果の考察．相対的静止水面の実験，不等流の実験．水質測定（1）．道路交通量調査．
7	コンクリート・水理学（前期）・衛生工学・計画学実験
	スランプ試験，ブリーディング試験結果の考察．相対的静止水面の実験，不等流の実験．水質測定（1）．道路交通量調査．
8	前期中間実験のまとめ
	コンクリート・水理学（前期）・衛生工学・計画学実験のレポートおよび実験器具の整理と整備．
9	コンクリート・水理学（前期）・衛生工学・計画学実験
	コンクリート実験（1）．ポテンシャル流れの実験，管水路の流速計測実験．水質測定（2）．鉄道交通量調査．
10	コンクリート・水理学（前期）・衛生工学・計画学実験
	コンクリート実験（1）．ポテンシャル流れの実験，管水路の流速計測実験．水質測定（2）．鉄道交通量調査．
11	コンクリート・水理学（前期）・衛生工学・計画学実験
	コンクリート実験（1）．ポテンシャル流れの実験，管水路の流速計測実験．水質測定（2）．鉄道交通量調査．
12	コンクリート・水理学・衛生工学・計画学実験
	コンクリート実験（2）．ポテンシャル流れの実験，管水路の流速計測実験．水質測定（2）．鉄道交通量調査．
13	コンクリート・水理学（前期）・衛生工学・計画学実験
	コンクリート実験（2）．ポテンシャル流れの実験，管水路の流速計測実験．水質測定（2）．鉄道交通量調査．
14	コンクリート・水理学（前期）・衛生工学・計画学実験
	コンクリート実験（2）．ポテンシャル流れの実験，管水路の流速計測実験．水質測定（2）．鉄道交通量調査．
15	前期実験のまとめ
	コンクリート・水理学（前期）・衛生工学・計画学各実験のレポート作成および実験器具の整理と整備．
16	後期実験ガイダンス
	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン各実験の予定，班割，注意事項など，実験前のあらゆる問題点について，事前説明を行う．
17	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン実験
	静水力学を用いた相対的静止水面の理論的検討．水質測定（3）．交通結節点の基本計画．人間の体と寸法の理解．
18	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン実験
	静水力学を用いた相対的静止水面の理論的検討．水質測定（3）．交通結節点の基本計画．人間の体と寸法の理解．
19	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン実験
	静水力学を用いた相対的静止水面の理論的検討．水質測定（3）．交通結節点の基本計画．人間の体と寸法の理解．
20	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン実験
	開水路の運動方程式を用いた不等流の理論的検討．水質測定（3）．交通結節点の基本計画．公共トイレのデザイン(1)．
21	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン実験
	開水路の運動方程式を用いた不等流の理論的検討．水質測定（3）．交通結節点の基本計画．公共トイレのデザイン(1)．
22	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン実験
	開水路の運動方程式を用いた不等流の理論的検討．水質測定（3）．交通結節点の基本計画．公共トイレのデザイン(1)．
23	後期中間実験のまとめ
	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン実験のレポートおよび実験器具の整理と整備．
24	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン実験
	管水路内の流速の対数測理論を用いた流れの検討．ジャーテスト．交通結節点の模型製作．公共トイレのデザイン(2)．
25	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン実験
	管水路内の流速の対数測理論を用いた流れの検討．ジャーテスト．交通結節点の模型製作．公共トイレのデザイン(2)．
26	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン実験
	管水路内の流速の対数測理論を用いた流れの検討．ジャーテスト．交通結節点の模型製作．公共トイレのデザイン(2)．
27	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン実験
	流れ関数を用いたポテンシャル流れの理論的検討．ジャーテスト．交通結節点の模型製作．公共トイレのデザイン(3)．
28	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン実験
	流れ関数を用いたポテンシャル流れの理論的検討．ジャーテスト．交通結節点の模型製作．公共トイレのデザイン(3)．
29	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン実験
	流れ関数を用いたポテンシャル流れの理論的検討．ジャーテスト．交通結節点の模型製作．公共トイレのデザイン(3)．
30	後期実験のまとめ
	水理学（後期）・衛生工学・計画学・デザイン各実験のレポート作成および実験器具の整理と整備．
備 考	中間試験および定期試験は実施しない．