科 目 | 生物化学II ( Biochemistry II ) | |||
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担当教員 | 齋藤 夏美 非常勤講師 | |||
対象学年等 | 応用化学科・5年・前期・選択・2単位 ( 学修単位II ) | |||
学習・ 教育目標 |
A4-C5(100%) | |||
JABEE 基準1(1) |
(d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g) | |||
授業の概要 と方針 |
生化学の知識は,理学・工学・医学・薬学などあらゆる分野で必須である.本講義は生物化学Iと連動した講義で,特に生体物質の代謝について解説する. | |||
到 達 目 標 |
1 | 【A4-C5】 糖質の代謝 (解糖系・クエン酸回路・呼吸鎖) について理解できる. | 2 | 【A4-C5】 核酸の代謝について理解できる. | 3 | 【A4-C5】 タンパク質とアミノ酸の代謝について理解できる. | 4 | 【A4-C5】 脂質の代謝について理解できる. | 5 | 【A4-C5】 生化学的情報伝達の種類と役割の概要を理解できる. | 6 | 【A4-C5】 免疫応答の種類と役割の概要を理解できる. | 7 | 8 | 9 | 10 |
評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | 各代謝系でエネルギーや物質がどのように使われたり,取り出されていたりするかについて記述できるかを中間試験で評価する. | |
2 | プリンおよびピリミジンそれぞれに関して,リボヌクレオチドの生合成と異化の特徴について記述できるかを中間試験とレポート (10%) で評価する. | |||
3 | タンパク質消化の特徴,アミノ基転移の化学反応,尿素回路の意義について記述できるかを中間報告とレポート (10%) で評価する.クエン酸回路などからの異化の種類と性質を記述できるかを定期試験で評価する. | |||
4 | 脂質の消化吸収の仕組みについて,脂肪酸酸化反応によるエネルギー生産の仕組みについて記述できるかを定期試験で評価する. | |||
5 | 生体内の化学メッセンジャーの種類と役割を記述できるかを定期試験で評価する. | |||
6 | 免疫応答の種類と役割を記述できるかを定期試験で評価する. | |||
7 | ||||
8 | ||||
9 | ||||
10 | ||||
総 合 評 価 |
成績は,試験80% レポート20% として評価する.成績は,試験80%,レポート20%として評価する.なお,試験成績は,中間試験と定期試験の平均点とする.100点満点で60点以上を合格とする. | |||
テキスト | 「生体分子化学」:秋久俊博,長田葉子著 (共立出版) 「視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録」:鈴木孝仁(数研出版) |
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参考書 | 「ストライヤー 生化学」:入村達郎ら訳 (東京化学同人) 「マクマリー 生物有機化学 生化学編」:今西武ら訳 (丸善) 「トコトンわかる図解基礎生化学」:池田和正著 (オーム社) |
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関連科目 | C2生物,C2有機化学I,C4生物化学I | |||
履修上の 注意事項 |
生物化学Iの内容をよく復習しておくこと. |
回 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
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1 | 序論,生命にとっての水の重要性 |
生化学反応の場という観点から,水についての理解を深める. | |
2 | 糖質の代謝(1) |
糖質の代謝系全体の物質とエネルギーの出入りについて復習する. | |
3 | 糖質の代謝(2) |
グリコーゲンの合成・分解,糖新生について理解する. | |
4 | アミノ酸の代謝(1) |
窒素固定,タンパク質の消化吸収,アミノ酸の合成について理解する. | |
5 | アミノ酸の代謝(2) |
アミノ酸の分解,尿素回路について理解する. | |
6 | アミノ酸の代謝(3) |
生理活性アミンの生成について理解する. | |
7 | 核酸の代謝 |
ヌクレオチドの代謝について理解する. | |
8 | 中間試験 |
7回目までの内容について筆記試験を行う. | |
9 | 中間試験解答,ビタミン |
ビタミンの種類と機能について理解する. | |
10 | 脂質の代謝(1) |
脂質の消化吸収,リポタンパク質について理解する. | |
11 | 脂質の代謝(2) |
β酸化とATP生産について理解する. | |
12 | 脂質の代謝(3) |
脂肪酸の生合成,コレステロールの合成・排泄について理解する. | |
13 | ホルモン |
ホルモンの種類と役割について理解する. | |
14 | 免疫・抗体 |
免疫の種類と役割,抗原抗体反応について理解する. | |
15 | 進化 |
化学進化と生命の進化について理解する. | |
備 考 |
本科目の修得には,30 時間の授業の受講と 60 時間の自己学習が必要である. 前期中間試験および前期定期試験を実施する. |