【 2009 年度 授業概要】
科   目 都市環境工学II ( Civil and Environmental Engineering II )
担当教員 宇野 宏司 准教授
対象学年等 都市工学科・5年・前期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・
教育目標
A4-S1(50%) A4-S4(50%)
JABEE
基準1(1)
(d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要
と方針
人々が文化的で,快適な都市生活を送るために必要な上水道および下水道,廃棄物処分場などの公共施設の計画・実施に関する基礎的な知識を学習する.併せて,それらの施設と人間生活・地球環境との関連について理解を含める.



1 【A4-S1】  上水道の建設における計画策定について理解し,説明できる.
2 【A4-S4】  上水道の浄水処理について理解し,説明できる.
3 【A4-S1】  下水道の建設における計画策定について理解し,説明できる.
4 【A4-S4】  下水処理について理解し,説明できる.
5 【A4-S4】  廃棄物の処分・処理について理解し,説明できる.
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1 上水道の建設における計画策定について理解できているか,中間試験とレポートで評価する.
2 上水道の浄水処理について理解できているか,中間試験で評価する.
3 下水道の建設における計画策定について理解できているか,中間試験とレポートで評価する.
4 下水処理について理解できているか,定期試験で評価する.
5 廃棄物の処分・処理について理解できているか,定期試験で評価する.
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成績は,試験85% レポート15% として評価する.試験成績は中間試験と定期試験の平均とする.合格点は100点満点で60点以上とする.
テキスト 「新版 環境工学−持続可能な社会とその創造のために−」住友恒ほか(理工図書)
参考書 「衛生工学演習 上水道と下水道」:海老江邦雄・芦立徳厚(森北出版)
「衛生工学入門」−上下水道・廃棄物処理ー 末石冨太郎監修・中島重旗著(朝倉書店)
関連科目 環境基礎化学,環境水工学I
履修上の
注意事項
特になし.

【授業計画( 都市環境工学II )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 水道の歴史と水道事業
水道の起源,近代水道の発展,水道の役割とその種類,事業形態について解説する.
2 水量と水道水質基準
水道の水量と水道水質基準について解説する.
3 管路施設
上水道の導水と送水について解説する.
4 浄水施設(1)
上水道の浄水方式,凝集と沈殿について解説する.
5 浄水施設(2)
上水道のろ過と消毒,特殊浄水処理法について解説する.
6 浄水施設(3)
上水道の配水と給水について解説する.
7 下水道事業と下水道計画
下水道の沿革・目的・基本的要件・種類と構成,下水道計画について解説する.
8 中間試験
中間試験
9 下水施設(1)
下水施設のうち,管路施設とポンプ場施設について解説する.
10 下水施設(2)
下水施設のうち,下水処理施設について解説する.
11 下水施設(3)
下水施設のうち,下水汚泥処理施設について解説する.
12 水質汚濁防止と下水試験
水質汚濁の機構と形態,下水の主要な試験項目と意義について解説する.
13 廃棄物(1)
廃棄物の発生構造,歴史と現状について解説する.
14 廃棄物(2)
廃棄物の処理・処分について解説する.
15 廃棄物(3)
廃棄物に関する法体系と対策,ライフサイクルアセスメントについて解説する.


前期中間試験および前期定期試験を実施する.