科 目 | 歴史 ( History ) | |||
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担当教員 | 福田 敬子 教授 | |||
対象学年等 | 応用化学科・1年・通年・必修・2単位 ( 学修単位I ) | |||
学習・教育 目標 |
C3(100%) | |||
授業の概要 と方針 |
困難な日本の転換期といわれる今日を理解する上で,過去の新時代が形成された時点を検証したい.戦国期から幕藩体制の成立に着目して,具体的事実の面白さを史料や図表から読み取り,想像力と創造力をつけて,豊かな教養を身につける契機になってくれればと思う. | |||
到 達 目 標 |
1 | 【C3】 基本的な史実を把握した上で,各事件の特徴および歴史的事象の関連が理解できる. | 2 | 【C3】 授業計画に従い戦国期から幕藩体制の成立を中心に学習するが,信長・秀吉・家康の個性を知る. | 3 | 【C3】 史料を読んでその内容を理解し,図や表により歴史理解を深める. | 4 | 【C3】 教科書表紙の裏,「古代の行政区画」の地図作成を夏休みの課題とする.国名・県境・県名・県庁所在地名を,それぞれ色分けして,見やすいように1枚に作成し(大きさはA3以下),現在の日本の府県を再確認する. | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | 中間試験および定期試験で評価する. | |
2 | 中間試験および定期試験で評価する. | |||
3 | 中間試験および定期試験で評価する. | |||
4 | 「古代の行政区画」の地図作成を夏休みの課題とし,国名・県境・県名・県庁所在地名を,それぞれ色分けして,見やすいように1枚に作成した(大きさはA3以下)提出物で評価する. | |||
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総 合 評 価 |
成績は,試験85%,「古代の行政区画」地図の提出15%,として評価する.なお,試験成績は,中間試験と定期試験の平均点とする.100点満点で60点以上を合格とする. | |||
テキスト | 『詳説日本史』石井進・五味文彦・笹山晴生・高埜利彦ほか著(山川出版社) 『最新日本史図表』外園豊基編集代表(第一学習社) |
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参考書 | 『日本史B用語集』(山川出版社) 『角川日本史辞典』(角川書店) |
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関連科目 | 歴史(2年)・日本史(5年)・世界史(5年) | |||
履修上の 注意事項 |
・教科書を授業前に読んでおくことを望む. |
週 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
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1 | シラバスの説明・戦国時代 |
シラバスの説明をし,戦国時代の予備知識を問う. | |
2 | 戦国大名の登場(1) |
いつ頃どこの国にどんな戦国大名がいたかを知る. | |
3 | 戦国大名の登場(2) |
戦国大名の出目や家臣団の組織化について理解する. | |
4 | 戦国大名の登場(3) |
家法や分国法の史料を読み,戦国大名の分国支配の様子について理解する. | |
5 | 戦国大名の登場(4) |
堺や博多を中心とする都市の発展や,京の町衆のような都市民の活動について理解する. | |
6 | ヨーロッパ人の東アジア進出 |
スペイン・ポルトガルが中心となって大航海時代が始まり,中国・日本・朝鮮などにヨーロッパ人が参入する様子について理解する. | |
7 | 南蛮貿易とキリスト教 |
鉄砲伝来を中心とする南蛮貿易と,キリスト教伝来後の日本について理解する. | |
8 | 中間試験 |
1週目から7週目の内容について試験を行う. | |
9 | 中間試験の解答 |
中間試験の解答を通じて,これまでの知識を確認し,次のテーマに進む. | |
10 | 織田信長(1) |
織田信長の全国統一課程を知る. | |
11 | 織田信長(2) |
織田信長の性格を知り,斬新な政治とともに,本能寺の変が起きた理由を探る. | |
12 | 豊臣秀吉(1) |
豊臣秀吉が全国統一事業をどのように完成させたか理解する. | |
13 | 豊臣秀吉(2) |
史料「太閤検地」を読み,検地が後世に与えた影響について理解する. | |
14 | 豊臣秀吉(3) |
史料「刀狩令」を読み,刀狩令が後世に与えた影響について理解する. | |
15 | 豊臣秀吉(4) |
史料「バテレン追放令」を読み,秀吉の対外政策を知り,朝鮮侵略の無謀さを知る. | |
16 | 桃山文化 |
主な建築に城郭が加わった点など,桃山文化の特色を理解する. | |
17 | 町衆の生活・南蛮文化 |
富裕な町衆文化や,南蛮貿易によってもたらされた南蛮文化について理解する. | |
18 | 江戸幕府の成立・幕藩体制 |
関ヶ原の戦いや大坂の役を見て江戸幕府の成立を知り,史料「武家諸法度(元和令・寛永令)」を読み,幕府が諸大名を従わせる過程を見る. | |
19 | 幕府と藩の機構 |
幕府の職制や月番交代の制度を知り,藩では俸禄制度がとられ,職制が整備される様子を見る. | |
20 | 朝廷と寺社 |
史料「禁中並公家諸法度」から幕府の朝廷統制を知り,寺院法度・寺請制度などを通じて,宗教や民衆を支配した様子を見る. | |
21 | 村と百姓 |
幕藩体制の基本となった本百姓体制(税・組織など)を理解する. | |
22 | 町と町人・身分秩序 |
城下町を中心に町と町人の様子を知り,近世社会の身分秩序を理解する. | |
23 | 中間試験 |
16週目から22週目の内容について試験を行う. | |
24 | 中間試験の解答 |
中間試験の解答を通じて,これまでの知識を確認し,次のテーマに進む. | |
25 | 初期の外交 |
江戸初期の朱印船貿易が盛んだった時代(慶長遣欧使節・日本町など)を知る. | |
26 | 鎖国政策(1) |
キリスト教禁止から鎖国令がだんだん強化されていく様子を知る. | |
27 | 鎖国政策(2) |
島原の乱を契機に鎖国を完成させた幕府が,更に統制力を強化することを理解する. | |
28 | 長崎貿易 |
オランダ・清との長崎貿易の様子を理解する. | |
29 | 朝鮮と琉球・蝦夷地 |
朝鮮・琉球・蝦夷地とは,江戸時代にどんな交易を行っていたかを知る. | |
30 | 寛永期の文化 |
元禄文化に先行する江戸初期の寛永期の文化について理解する. | |
備 考 |
前期,後期ともに中間試験および定期試験を実施する. |