【 2008 年度 授業概要】
科   目 国語 ( Japanese Language and Literature )
担当教員 中本 百合枝 非常勤講師
対象学年等 機械工学科・4年C組・前期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・
教育目標
B1(100%)
JABEE
基準1(1)
(d)2-b,(f)
授業の概要
と方針
論理的文章が書けるよう訓練することを目標とする.そのためにさまざまなジャンルの作品を分析し,自分の文章に取り込んでみる.なお,実践的な日本語能力の養成を目的として編集されたテキストを用い,記述・発表・討論などにおいて正確に表現できるコミュニケーション能力を身につけることも,同時に目指していく.



1 【B1】  文章表現の基本を習得する
2 【B1】  論理的な文章の基本を習得する
3 【B1】  小論文の書き方を習得する
4 【B1】  日常生活やビジネスの場における正しい言葉遣いを習得する
5 【B1】  口頭発表で個性的な自己表現ができるようになる
6 【B1】  レジュメ,発表資料の作り方を習得する
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1 正しい言葉遣いが理解できているか,定期試験および授業中の発表・提出された文章により評価する.
2 文体が統一された論理的な文章が書けるか,定期試験および提出物により評価する.
3 小論文を提出させ,型を守って論理的に書かれているか評価する.なお定期試験も実施する.
4 正しい言葉遣いが理解できているか定期試験および提出物により評価する.
5 分かりやすい口頭発表のための知識・技術が習得できたか,授業中の演習および定期試験で評価する.
6 レジュメ,発表資料の作り方が習得できたか,提出された資料により評価する.
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成績は,試験90% レポート10% として評価する.成績は試験90パーセント,提出物(小説・小論文)10パーセントとして評価する.試験は到達目標1・2・3・4・5について実施.到達目標1・2・3・4については提出物・演習により評価する.100点満点で60点以上を合格とする.
テキスト 「日本語表現ガイダンスー情報の収集から発信まで」佐藤嗣男他著(おうふう)
参考書 「理科系の作文技術」木下是雄著(中央公論新社)
関連科目 三年「国語」
履修上の
注意事項
特になし

【授業計画( 国語 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 アイデアの作り方
メモの取り方,材料集め,発想法について説明する.
2 作文の手順
テ−マの決め方,段落の取り方,推敲の仕方などを学ぶ.また描写の仕方について説明する.
3 原稿用紙の使い方
原稿用紙の使い方について学ぶ.(横書きのレポ−トもこれに準ずる)また,自分の書きたいテ−マについていかに論点を絞って行くか,論理展開をどのようにすればよいかを学ぶ.
4 短編小説を味わう
名作を読んで,構成の見事さ,語彙の豊かさ,内容の深さを分析する.
5 随筆を読む
優れた作品を味わい,どのような表現が人の心を打つのか,またその文章の構成の仕方を分析.各自,どのような事をどのように表現したいか,考える.
6 作品を書いてみる
短篇小説を書いてみる.
7 文体の統一   文献の引用の仕方
論理的文章に用いる文体を学ぶ.また文献の引用の仕方を説明し,事実と意見を明確に区別して書く訓練をする.
8 中間試験
実施しない.
9 小論文の書き方
作文と小論文の違い,論理展開の型,テ−マを絞るテクニックなど,小論文を書くためにこれまで学んできたことをまとめる.
10 論説文,コラムを読む(1)
論説文やコラムを読んで,論理的文章の実際を学ぶ.その書き出し,文章の終わり方,言葉の用い方,論理展開の仕方などを分析し,いかに自分の文章に取り入れるか,考える.
11 論説文,コラムを読む(2)
論説文やコラムを読んで,論理的文章の実際を学ぶ.その書き出し,文章の終わり方,言葉の用い方,論理展開の仕方などを分析し,いかに自分の文章に取り入れるか,考える.
12 小論文を書く
これまで学んできたことを基に,小論文を書いてみる.
13 朗読法を学ぶ
呼吸法・発声法・感情表現の仕方を学び,魅力的な口頭表現ができるよう訓練する.
14 口頭発表をする
各自選んだテーマに基づいて口頭発表をする.短い時間で自分の言いたいことを分かりやすく伝えることができるよう,訓練する.
15 レジュメ・発表資料の作成
分かりやすいレジュメの作り方を指導する.


前期定期試験を実施する.