【 2008 年度 授業概要】
科   目 歴史 ( History )
担当教員 福田 敬子 教授
対象学年等 機械工学科・2年A組・通年・必修・2単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
C3(100%)
授業の概要
と方針
中学校の歴史で,古代の世界史はあまり学ばれていないようだ.主に古代史を中心にそれぞれの地域の文化をみて今日まで残った意味を考える.それらの地域が現在どのような状況になっているかを念頭に,異文化を理解する手がかりとしたい.



1 【C3】  基本的な史実を把握した上で各地域の歴史的特性および歴史的事象の関連が理解できる.
2 【C3】  授業計画に従い古代史を中心に学習するが,現在その地域がどのようになっているかを念頭に置き,現在の国際関係の理解を助ける.
3 【C3】  教科書や図表の写真・地図・史料・グラフ・表などを利用することにより,歴史の理解を深める.
4 【C3】  教科書裏表紙の前,「現在の世界」の地図作成を夏休みの課題とする.国境・国名・首都・独立年を,それぞれ色分けして,見やすいように1枚に作成し(大きさはA3以下),現在の世界を理解する.
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1 中間試験および定期試験で評価する.
2 中間試験および定期試験で評価する.
3 中間試験および定期試験で評価する.
4 「現在の世界」の地図作成を夏休みの課題とし,国境・国名・首都・独立年を,それぞれ色分けして,見やすいように1枚に作成した(大きさはA3以下)提出物で,評価する.
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成績は,試験85%,「現代の世界」地図の提出15%,として評価する.なお,試験成績は,中間試験と定期試験の平均点とする.100点満点で60点以上を合格とする.
テキスト 改訂版「詳説世界史」佐藤次高・木村靖二・岸本美緒著(山川出版社)
二訂版「グローバルワイド最新世界史図表」第一学習社編集部(第一学習社)
参考書 世界史B用語集(山川出版社)
山川世界史辞典(山川出版社)
流れがわかる各国別・地域別世界史Bの整理(山川出版社)
関連科目 歴史(1年)・倫理(2年生)・日本史(5年)・世界史(5年)
履修上の
注意事項
・教科書を授業前に読んでおくことを望む.

【授業計画( 歴史 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 シラバスの説明・先史時代
シラバスの説明後,先史時代や旧石器時代を学ぶ.
2 文化から文明へ
農耕・牧畜の開始により,新石器時代が始まる.
3 人類と言語の分化
人種と民族,特に語族を学ぶ.
4 古代オリエント世界(1)
メソポタミアでの攻防について理解する.
5 古代オリエント世界(2)
エジプトの統一・東地中海世界について理解する.
6 古代オリエント世界(3)
古代オリエントの統一国家について理解する.
7 古代オリエント世界(4)
パルティアとササン朝のイラン文明について理解する.
8 中間試験
1週目から7週目の内容について試験を行う.
9 中間試験の解答
中間試験の解答を通じて,これまでの知識の確認し,次のテーマに進む.
10 ギリシア世界(1)
エーゲ文明について理解する.
11 ギリシア世界(2)
ポリスについて理解する.
12 ギリシア世界(3)
アテネとスパルタについて理解する.
13 ギリシア世界(4)
ペルシア戦争について理解する.
14 ギリシア世界(5)
ヘレニズム時代について理解する.
15 ギリシア世界(6)
ギリシア文化とヘレニズム文化について理解する.
16 定期試験の解答
定期試験の解答を通じて,これまでの知識の確認し,次のテーマに進む.
17 ローマ世界(1)
共和政ローマについて理解する.
18 ローマ世界(2)
内乱の1世紀について理解する.
19 ローマ世界(3)
ローマ帝国について理解する.
20 ローマ世界(4)
西ローマ帝国の滅亡について理解する.
21 ローマ世界(5)
キリスト教の成立について理解する.
22 ローマ世界(6)
ローマ文化について理解する.
23 中間試験
16週目から22週目の内容について試験を行う.
24 中間試験の解答
中間試験の解答を通じて,これまでの知識の確認し,次のテーマに進む.
25 インダス文明
インダス文明の概略を知る.
26 新宗教とインドの統一
仏教・ジャイナ教と統一王朝について理解する.
27 中国文明(1)
黄河・長江地域の文明について理解する.
28 中国文明(2)
殷と周について理解する.
29 中国文明(3)
春秋・戦国時代について理解する.
30 中国文明(4)
秦・漢帝国について理解する.


前期,後期ともに中間試験および定期試験を実施する.