【 2008 年度 授業概要】
科   目 応用電気回路学 ( Applied Electric Circuit )
担当教員 山本 和男 准教授
対象学年等 電気電子工学専攻・1年・後期・選択・2単位
学習・
教育目標
A4-1(100%)
JABEE
基準1(1)
(d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要
と方針
抵抗やキャパシタンス,インダクタンス,分布定数線路等を含んだ電気回路をコンピュータを用いて解く方法について説明する.



1 【A4-1】  抵抗,キャパシタンス,インダクタンスを等価回路(電流源と抵抗)で表現できる.
2 【A4-1】  分布定数線路を等価回路(電流源と抵抗)で表現できる.
3 【A4-1】  節点解析法を用いて回路方程式を立てることができる.
4 【A4-1】  行列の数値計算ができる.
5 【A4-1】  回路解析のプログラムを作成できる.
6  
7  
8  
9  
10  












1 抵抗,キャパシタンス,インダクタンスを等価回路(電流源と抵抗)で表現できることを中間試験で評価する.70%以上できることが望ましい.
2 分布定数線路を等価回路(電流源と抵抗)で表現できることを中間試験で評価する.70%以上できることが望ましい.
3 抵抗,キャパシタンス,インダクタンス,分布定数回路の等価回路を用いて,節点解析法を基本とした回路方程式を導出できることを中間試験で評価する.70%以上できることが望ましい.
4 逆行列の計算やLU分解法を用いた行列の数値計算ができることを定期試験で評価する.70%以上できることが望ましい.
5 回路解析のプログラムを作成できることをレポートで評価する.
6  
7  
8  
9  
10  




成績は,試験70% レポート30% として評価する.100点満点で60点以上を合格とする.
テキスト プリント
参考書 プリント
関連科目 「基礎電気工学」,「電気回路I」,「電気回路II」,「電気回路III」,「情報基礎」,「情報処理」,「数値解析」
履修上の
注意事項
「基礎電気工学」,「電気回路I」,「電気回路II」,「電気回路III」,「情報基礎」,「情報処理」,「数値解析」の内容と関連付けて授業をするためそれらの科目の復習が必要となる.

【授業計画( 応用電気回路学 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 抵抗,インダクタンスの等価回路導出
抵抗,インダクタンスを抵抗と電流源の並列で表現できることを説明する.
2 キャパシタンスの等価回路導出
キャパシタンスを抵抗と電流源の並列で表現できることを説明する.
3 分布定数線路の等価回路導出
分布定数回路を抵抗と電流源の並列で表現できることを説明する.
4 分布定数線路の等価回路導出
分布定数回路を抵抗と電流源の並列で表現できることを説明する.
5 節点解析法を用いた回路解析
節点解析法を用いた回路解析について説明する.
6 節点解析法を用いた回路解析
上記のように,すべての素子を抵抗と電流源で表現するとで節点解析法を用いた回路解析ができることを説明する.
7 中間試験
これまでに習った各要素の等価回路の導出,節点解析法の内容について中間試験を行う.
8 中間試験解説
中間試験を解説すると共に,到達度に応じ,弱点部を復習する.
9 行列計算手法
逆行列の計算や,LU分解法について学ぶ.
10 数値解析を用いた行列計算
逆行列の計算や,LU分解法を用いた数値計算法について学ぶ.
11 回路解析ソフトウェアの製作
上記の内容から,あらゆる配置で抵抗,インダクタンス,キャパシタンス,分布定数線路が接続された回路の数値計算ソフトウェアを作成する.
12 回路解析ソフトウェアの製作
上記の内容から,あらゆる配置で抵抗,インダクタンス,キャパシタンス,分布定数線路が接続された回路の数値計算ソフトウェアを作成する.
13 回路解析ソフトウェアの製作
上記の内容から,あらゆる配置で抵抗,インダクタンス,キャパシタンス,分布定数線路が接続された回路の数値計算ソフトウェアを作成する.
14 回路解析ソフトウェアの製作
上記の内容から,あらゆる配置で抵抗,インダクタンス,キャパシタンス,分布定数線路が接続された回路の数値計算ソフトウェアを作成する.
15 全範囲復習
到達度に応じ,弱点部を復習する.


後期中間試験および後期定期試験を実施する.