【 2007 年度 授業概要】
科   目 デザイン工学 ( Design Engineering )
担当教員 亀屋 恵三子
対象学年等 都市工学科・5年・前期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
工学系複合プログラム JABEE基準1(1)
A-4-1(100%) (d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要
と方針
土木と共に環境を形成する方法である建築と関連する部分での,空間デザインを住まいを中心に様々な角度から検討を行い,基本的な課題を体験することにより,総合的な環境プランナーとして必要となる空間デザインへの興味と基礎的素養を養うことを目的とする。



1 【A-4-1】  空間デザインの表現法を理解し,空間デザインのコンセプトをまとめ,説明・討議できる。
2 【A-4-1】  空間を構成するエレメントを理解し,空間のデザインについて理解できる。住居の基礎的な設計ができる。
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1 課題のプレゼンテーション内容および討議の発言内容より評価する。
2 空間を測定するレポートや課題に対するコンセプトの組み立て方をレポートにより評価する。
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課題のプレゼンテーション(60%),プレゼンテーション時のコメント作成(20%)到達目標2のレポート(20%)で総合評価する。100点満点とし60点以上を合格とする。
テキスト なし(プリント)
参考書 空間デザインの原点,岡田光正(理工学社)
住まいを読む―現代日本住居論,鈴木成文(建築資料研究社)
関連科目 特になし
履修上の
注意事項
 

【授業計画( デザイン工学 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 デザインとは何か
デザインを考える過程で行われる検討事項や説明方法を実際の事例から把握する。
2 空間デザインの見方とその役割
空間を構成する単位である寸法についての理解を深め,人間の動作寸法と空間構成に対して理解を深めると共に,各自の人体寸法を理解する。
3 空間・施設・住居・すまい
空間の意義・住まいの歴史などを含めて,広く居住環境について理解する。
4 空間と地域
公共施設の役割や近隣の地域計画などについて,空間を広い視野から理解する。
5 空間と生活・集合
集まって住まうカタチ,居間の役割・家族・近隣環境などを含め,集まって住む形態について正しく理解する。
6 空間デザインと家
一番身近な家と役割,空間構成について説明する。
7 空間デザインの実践
6回までの授業で行われた内容を課題へ反映し,各自のデザインコンセプトをまとめる。(レポートの提出)
8 空間デザインと実践
コンセプトに基づいた空間の構成手法について理解し,課題の構成への反映を行う。
9 基本的な住居の設計(1)
空間の構成手法での構造の役割から,立体を構成するエレメントを理解し,設計の基礎的な能力,平面図の描き方を学ぶ。
10 基本的な住居の設計(2)
表現手法の一つである俯瞰図の書き方を習得する。
11 空間デザインと表現1
あるテーマについて設計・俯瞰図の作成をし,プレゼンテーションにむけての技術を習得する。
12 空間デザインと表現2
11回目と同じ。
13 空間デザインと評価1
課題の発表として7分間のプレゼンテーションを行い,各自のデザインについての説明を行うと共に,他者が行ったプレゼンテーション内容についての理解を深めるため,コンセプトに対する批評を行うことによって,多様なデザイン手法やコンセプトの設定に対して理解を深める。
14 空間デザインと評価2
13回目と同じ
15 空間デザインの評価3
13回目と同じ


中間試験および定期試験は実施しない。課題(作品)の提出とプレゼンテーション内容等によって評価するので定期試験は実施しない。