【 2007 年度 授業概要】
科   目 国語 ( Japanese Language and Literature )
担当教員 中本百合枝
対象学年等 都市工学科・4年・後期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
工学系複合プログラム JABEE基準1(1)
B-1(100%) (d)2-b,(f)
授業の概要
と方針
論理的文章が書けるよう訓練することを目標とする。そのためにさまざまなジャンルの作品を分析し,自分の文章に取り込んでみる。なお,実践的な日本語能力 の養成を目的として編集されたテキストを用い,記述・発表・討論などにおいて正確に表現できるコミュニケーション能力を身につけることも,同時に目指して く。



1 【B-1】  日常生活やビジネスの場における正しい言葉遣いを習得する。
2 【B-1】  正しい敬語の使い方を習得する。
3 【B-1】  理論的な文章における客観性とは何かを理解する。
4 【B-1】  理論的な文章の基本を習得する。
5 【B-1】  基本的なビジネス文書の書き方を習得する。
6 【B-1】  小論文の書き方の基本を習得する。
7 【B-1】  正確な文章表現の基本を習得する。
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1 正しい言葉遣いについて理解できているか,授業中の発表や提出された文章によって,評価する。
2 敬語の基本的な使い方が理解できているか,定期試験によって評価する。
3 客観的な「事実」と自分の「意見」について理解できているか,提出物や定期試験によって評価する。
4 文体が統一された理論的な文章が書けるか,提出物や定期試験によって評価する。
5 ビジネス文書の書き方を理解できたか,定期試験によって評価する。
6 小論文を提出させ,型を守って論理的に書かれているかを評価する。
7 正確で分かりやすい文章が書かれているか,提出物や定期試験によって評価する。
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成績は,試験70% 提出物・演習30% として評価する。試験は教育目標2,3,4,5,7について実施。演習・提出物は教育目標1,3,4,6,7について評価する。100点満点で60点以上を合格とする。
テキスト 「プラクティカル日本語」:清水明美・岩沢正子・加藤清・武田明子・福沢健編(おうふう)
参考書 「理科系の作文技術」:木下是雄(中央公論新社)
関連科目 3年「国語」
履修上の
注意事項
 

【授業計画( 国語 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 日常生活における正しい言葉遣い,敬語の使い方(1)
尊敬語,謙譲語,丁寧語について理解する。
2 作文の手順 メモと描写
テーマの決め方,段落の取り方,推敲の仕方などを学ぶ。また,メモの取り方,描写の仕方について説明する。
3 正しい敬語の使い方(2)
基本的な敬語の語彙を学び,短い文章を書き,また話してみる。
4 短編小説を味わう
名作を読んで,構成の見事さ,語彙の豊かさ,内容の深さを分析する。
5 随筆を読む
優れた作品を味わい,どのような表現が人の心を打つのか,またその文章の構成の仕方を分析。各自,どのような事をどのように表現したいか,考える。
6 原稿用紙の使い方 材料集め
原稿用紙の使い方について,具体的に学ぶ。(横書きのレポートもこれに準ずる。)また,自分の書きたいテーマついて,いかに論点を論点を絞ってゆくか,材料はどのように集めるかを学ぶ。
7 作品を書いてみる
作文,随筆,短編小説,小論文など,各自書きたいジャンルを選んで,書いてみる。
8 中間試験
実施しない。
9 事実と意見の区別
論理的な文章における客観性とは何かを理解し,文体を統一して文章を書くことについて学習する。
10 文体の統一 文献の引用の仕方
論理的文章に用いる文体を学ぶ。また文献の引用について具体的に練習する。
11 評論文を読む
そのあざやかな論理展開,著者の繰り広げる世界に遊びつつ,構成・内容を分析する。
12 小論文の書き方
作文と小論文の違い,論理展開の型,テーマを絞るテクニックなど,魅力的な小論文を書くために,これまで学んできたことをまとめる。
13 論説文,コラムを読む
論説文やコラムを読んで,論理的な文章の実際を学ぶ。その書き出し,文章の終わり方,言葉の用い方,論理展開の仕方などを分析し,いかに自分の文章に取り入れるか,考える。
14 小論文を書く
これまで学んできたことを基に,小論文を書いてみる。
15 ビジネス文書の書き方
ビジネス文書の形式を学び基本的なビジネス文書の書き方について学習する。


中間試験は実施しない。定期試験を実施する。