【 2007 年度 授業概要】
科   目 図学・製図 ( Descriptive Geometry and Drafting )
担当教員 西川 妃佐恵
対象学年等 応用化学科・3年・前期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
工学系複合プログラム JABEE基準1(1)
授業の概要
と方針
機械製図に必要な基礎技術を習得させ「プロセス設計」への導入段階とする。



1 J形斜体が正確明瞭に,かつ迅速に描けるようになる。
2 JIS・ISOに基づいて,描けるようになる。
3 作品の提出期限を守ることの重要性を理解できる。
4 完成図面は必ず検図する習慣が身につく。
5 製図にあたり資料参照(材料・工作法など)の習慣が身につく。
6 相貫体などの立体的な品物のイメージが理解出来る。
7 寸法記入の方法が理解出来る.
8 テキストなどの課題を数多くこなすことにより製図の基本技術が身につく。
9 元図のかき方・図を作る順序の技術が身につく。
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1 数字・英字がJ形斜体で描けているか。(練習帳によりチェック)
2 線の種類,用途が理解出来ているか.JIS・ISOの製図に関する一般的な事柄が理解出来ているか。
3 作品の提出期限を厳守しながら,円弧と直線がうまくつながっているか(6課題)。
4 三面図が理解できているか(20課題)。等角図が理解できているか(8課題)。また,完成した図面をチェックすることができるか。
5 製作に必要な材料記号・工作法を理解して製図しているか.(小テスト)
6 相貫体(3角柱と4角柱)の展開図が理解できているか(1課題)。
7 寸法記入方法が理解できているか(授業中にテスト)。
8 投影図への寸法記入は正しいか(1課題)。分かりやすい図面か。
9 逃がし弁部品図から組み立て図を描くことにより,習得した事柄をチェックする(到達目標を全て満たしているか)。
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成績は,小テスト20% 課題80% として評価する。100点満点で55点以上を合格とする。
テキスト 「機械製図」:林 洋二 他(実教出版)
「基礎製図練習ノート」:長澤 貞夫 他(実教出版)
参考書 「機械実用便覧(改訂6版)」:(日本機械学会)
「機械工学SIマニュアル」:(日本機械学会)
「機械工学便覧分冊B4(材料学・工業材料)」:(日本機械学会)
「機械工学便覧分冊B2(加工学・加工機器)」:(日本機械学会)
関連科目 プロセス設計,機械工学概論
履修上の
注意事項
用意するもの:コンパス類(または円・楕円テンプレート)。その他,製図に適した鉛筆,300 mm直尺(竹製で可),300 mm三角定規(30度,45度のもの)があればなお可。

【授業計画( 図学・製図 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 図面に用いる線と文字
標準数,J形斜体,A列。数字練習。
2 基礎的な図形のかき方
線分・角の等分,楕円,歯形曲線。英字練習。
3 投影方法
第三角法,三面図,検図,線の濃さ・太さ。円弧・直線練習。
4 投影図のかき方
正面図の選び方,図を作る順序。三面図練習。
5 等角図とそのかき方
いろいろな等角図,実長,実形。等角図練習。
6 展開図
立体の展開図と相貫体の展開図。相貫体の展開図練習。[以上,図学的要素]
7 図面の表し方
いろいろな投影図,機械材料,機械加工,断面図示。
8 寸法記入法(I)
いろいろな寸法記入(1),有効数字,加工基準面,ねじ込み部。
9 寸法記入法(II)
いろいろな寸法記入(2)。寸法記入の練習。
10 寸法記入法(III)
寸法記入まとめ。寸法記入の試験。
11 機械要素の製図
逃がし弁(ばね安全弁)の部品図から組立図(1)。
12 機械要素の製図
逃がし弁(ばね安全弁)の部品図から組立図(2)。
13 機械要素の製図
逃がし弁(ばね安全弁)の部品図から組立図(3)。
14 機械要素の製図
逃がし弁(ばね安全弁)の部品図から組立図(4)。
15 機械要素の製図
逃がし弁(ばね安全弁)の部品図から組立図(5)。


中間試験および定期試験は実施しない。