【 2006 年度 授業概要】
科   目 鋼橋 ( Steel Bridges )
担当教員 三田村 武
対象学年等 都市工学科・5年・前期・選択・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
工学系複合プログラム JABEE基準1(1)
A4-1(100%) (d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要
と方針
4年次に引き続き,橋梁工学の基本的な知識を習得することを目指す。特に合成けた橋に重点をおき,これらの力学的挙動と設計法についての理解を深める。適宜演習問題を課して数値計算法を習得させる。



1 【A4-1】  構造用鋼材の概要と鋼構造部材の溶接方法を理解し説明できる。
2 【A4-1】  溶接継ぎ手の設計計算を理解し簡単な継ぎ手の計算ができる。
3 【A4-1】  合成けた橋の力学的挙動を理解し,設計の応力計算ができる。
4 【A4-1】  トラス橋,アーチ橋,斜張橋,吊橋の設計の基本的事項を説明できる。
5 【A4-1】  鋼橋の製作法,架設工法,点検・補修について説明できる。
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1 理解度を中間・定期試験で評価する。
2 演習問題を課してレポート内容で評価する。
3 理解度を演習問題と中間・定期試験で評価する。
4 理解度を中間・定期試験で評価する。
5 理解度を定期試験で評価する。
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成績は,試験70% レポート30% として評価する.
テキスト プリント配布
参考書 「鋼橋上部構造施工法」池田ほか(山海堂)
関連科目 橋梁工学
履修上の
注意事項
 

【授業計画( 鋼橋 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 橋梁工学総論
各種橋梁の名称と機能・目的などについて講義する。そして,この授業で学ぶ対象の橋を明確にする。
2 構造用鋼材と鋼構造部材の溶接
構造用鋼材の種類・性能について講義する。また,鋼構造部材の溶接方法・性状・強度計算法などについて講義する。
3 溶接継ぎ手の設計計算法(演習)
数種類の溶接継ぎ手についての強度・応力計算を演習する。
4 合成けた橋の設計
合成けた橋の力学性状・設計方法・各種利点欠点などを講義する。
5 合成けた橋の応力計算法(演習)
合成けた橋の設計例を示しながら,設計法を演習を通じて学習する。
6 トラス橋の設計
トラス橋の設計方法などについて講義する。
7 アーチ橋の設計
アーチ橋の設計方法などについて講義する。
8 中間試験(前期)
1〜7回までの授業の理解度を試験する。
9 斜張橋の設計
斜張橋の設計方法などについて講義する。
10 吊橋の設計と架設
吊橋の設計概論を説明し,架設方法について講義する。また,ケーブルの形状・張力などの計算方法の演習を行う。
11 鋼橋の製作法
鋼橋の製作方法を学ぶ。
12 鋼橋の架設工法
各種鋼橋の架設方法とそれらの留意事項・利点欠点について学ぶ。
13 橋の点検と補修
各種の橋の点検方法と補修方法の概要を講義する。
14 これからの橋梁
これから多く採用される橋梁形式および,橋のライフサイクルについて講義する。
15 橋梁工学総括演習
上記に関する理解を深めるために,全項目にわたって約20問の演習問題を課し記述させる。


中間試験および定期試験を実施する.