【 2006 年度 授業概要】
科   目 歴史 ( History )
担当教員 町田 吉隆
対象学年等 電気工学科・2年・通年・必修・2単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
工学系複合プログラム JABEE基準1(1)
授業の概要
と方針
19世紀後半から20世紀初めの世界史を学ぶ。この時期は経済だけでなく,政治的・文化的にも世界が一体化した時代であり,日本を含む現在の世界を理解するのに必要な知見を得ることができるだろう。



1 基本的な史実を把握した上で各地域の歴史的特性および歴史的事象の関連が理解できる。
2 近現代史における国際関係が理解できる。
3 現在の世界情勢を近代史および現代史の関連から理解することができる。
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1 中間試験および定期試験で評価する。
2 中間試験および定期試験で評価する。
3 前期および後期の課題で評価する。
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成績は,試験80% レポート、小レポート、ノートなど提出物20% として評価する.到達目標3の後期の課題は提出自由とし,学年末に10点の範囲内で評価に加える。
テキスト 「高校世界史」佐藤次高,木村靖二,岸本美緒 著(山川出版社)
「グローバルワイド最新世界史図表」第一学習編集部 編(第一学習社)
参考書 「山川世界史小辞典」世界史小辞典編集委員会 編(山川出版社)
「角川世界史辞典」西川正雄,川北稔ほか 編(角川書店)
関連科目 歴史(1年生),倫理(2年生),世界史(5年生),日本史(5年生)
履修上の
注意事項
なし

【授業計画( 歴史 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 東アジアの近代化(1)
1年生の「歴史」を復習しながら,明治日本と李朝の関係を理解する。
2 東アジアの近代化(2)
日清戦争をめぐる国際関係を理解する。
3 東アジアの近代化(3)
日清戦争と戦後の日本および清朝の改革について理解する。
4 東アジアの近代化(4)
義和団事件と日本とロシアの動向について理解する。
5 東アジアの近代化(5)
日露戦争の世界史的意義について理解する。
6 東アジアの近代化(6)
日本による韓国併合について理解する。
7 東アジアの近代化(7)
辛亥革命と20世紀初めの東アジアをめぐる国際関係を理解する。
8 中間試験
第1週目から第7週目までの学習内容に関する試験。
9 帝国主義(1)
19世紀後半に現れた「帝国主義」の概念を理解する。
10 帝国主義(2)
19世紀後半の欧米各国の動向を理解する。
11 帝国主義(3)
アフリカ大陸の植民地化の過程を理解する。
12 帝国主義(4)
太平洋とラテンアメリカの動向を理解する。
13 帝国主義(5)
オスマン・トルコの解体過程について理解する。
14 帝国主義(6)
20世紀初めのバルカン半島におけるナショナリズムについて理解する。
15 帝国主義(7)
20世紀初めにおける「帝国」列強の同盟関係およびその変化を理解する。
16 第1次世界大戦(1)
戦争の開始と各国の動向について理解する。
17 第1次世界大戦(2)
戦争の経過とその性格について理解する。
18 第1次世界大戦(3)
戦後の各国の動向について理解する。
19 ロシア革命(1)
革命以前のロシアの情勢について理解する。
20 ロシア革命(2)
革命の進行過程について理解する。
21 ロシア革命(3)
革命によって成立したソヴィエト連邦について理解する。
22 ロシア革命(4)
革命が当時の世界に与えた影響について理解する。
23 中間試験
第16週目から第22週目までの学習内容に関する試験。
24 ヴェルサイユ体制(1)
ヴェルサイユ体制下のヨーロッパ諸国の動向について理解する。
25 ヴェルサイユ体制(2)
社会主義と全体主義に示されるヨーロッパ諸国の動向について理解する。
26 ワシントン体制(1)
アメリカ合衆国の国際社会への関与の形態について理解する。
27 ワシントン体制(2)
アメリカ合衆国に誕生した産業社会と大衆文化について理解する。
28 20世紀初めのアジア(1)
イスラーム圏の動向とパレスチナ問題の起源について理解する。
29 20世紀初めのアジア(2)
インドにおけるナショナリズムと独立運動の関係を理解する。
30 20世紀初めのアジア(3)
中国と朝鮮におけるナショナリズムと東アジアの国際関係を理解する。


中間試験および定期試験を実施する.