【 2006 年度 授業概要】
科   目 計測システム工学 ( Measurements Systems )
担当教員 永井 勲
対象学年等 電子工学科・5年・前期・選択・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
工学系複合プログラム JABEE基準1(1)
A4-3(100%) (d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要
と方針
計測という行為を情報生産という立場でとらえ,その考え方を会得させる。計測とは現実の物理系の因果関係を逆方向に追求する物であり,その手段としての具体的な方法論を展開する。



1 【A4-3】  計測の役割,その情報生産としての立場を理解できる
2 【A4-3】  単位系,測定と誤差,トレーサビリティを理解させる
3 【A4-3】  計測系の構成,計測系の特性を理解させる
4 【A4-3】  センサエレメント,センシング技術を理解させる
5 【A4-3】  各種物理量の計測方法を理解させる
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1 計測の役割,その情報生産としての立場を理解できているか試験で評価する
2 単位系,測定と誤差,トレーサビリティが理解できているか試験で評価する
3 計測系の構成,計測系の特性が理解できているか試験で評価する
4 センサエレメント,センシング技術を理解できているか試験で評価する
5 各種物理量の計測方法が理解できているか試験で評価する
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成績は,試験100% として評価する. 試験は到達目標1〜5 について評価する
テキスト ノート講義,プリント
参考書 「センシング工学」:新美智秀(コロナ社)
「工業計測システム入門」:野坂康雄(東海大学出版)
関連科目 D4「電子計測」,専攻科「放射線計測」,専攻科「光応用計測」
履修上の
注意事項
特に無し。

【授業計画( 計測システム工学 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 計測の役割,その情報生産としての立場
計測という行為を情報生産という立場でとらえ,一般社会での事例を中心に示す
2 単位系,測定と誤差,トレーサビリティ
SI単位系の構造,測定原理,誤差の考え方,処理の方法の理解
3 計測系の構成,基本エレメント,用語
零位法,変位法,計測構成エレメントの理解 計測用語の理解
4 計測系の特性
静特性の理解,1次後系,2次後系などの動特性の理解
5 センサ
センシングエレメントの理解,センシング技術の理解
6 長さ,変位,速度,振動
長さ,変位,速度測定の原理,エレメント,単位,精度の理解
7 圧力,レベル
圧力,レベル測定の原理,エレメント,単位,精度
8 中間試験
1〜7回目までの内容について試験する。
9 温度
温度測定原理,接触法,非接触法の特徴,用途等の理解
10 質量と力,重量
質量と力,重量測定の原理,特徴の理解
11 流量,流速
流量測定原理,流速測定原理,特徴,用途の理解
12 音,振動
音,振動測定の原理,特徴の理解,設備・プラント診断への応用の理解
13 非破壊検査
非破壊検査の原理の理解,応用の理解
14 形状,パターン計測
形状,パターン計測の原理の理解,応用の理解
15 設備診断
設備診断の原理の理解,応用の理解


中間試験および定期試験を実施する.