【 2006 年度 授業概要】
科   目 確率統計 ( Probability and Statistics )
担当教員 石塚 正洋
対象学年等 電子工学科・4年・前期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
工学系複合プログラム JABEE基準1(1)
A1(100%) (c),(d)1
授業の概要
と方針
1年次の確率の基礎をふまえて,確率・統計の考え方を 利用する上での必要な基礎的な知識を講義する。



1 【A1】  データを解析するときの統計の考え方を理解する。
2 【A1】  確率変数と確率分布の概念を理解する。
3 【A1】  二項分布,ポアソン分布,正規分布を理解し, 具体例の確率などを計算できる。
4 【A1】  推定・検定の考え方を理解し,具体例を扱える。
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1 データを解析する方法の理解を試験で評価する。
2 確率変数と確率分布に関する計算ができることを試験で評価する。
3 分布を適切に使った計算ができることを,試験および レポートで評価する。
4 具体例で推定・検定を扱えるかを試験およびレポートで評価する。
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成績は,試験85% レポート15% として評価する.1〜4に関する試験成績85%,3と4に関するレポート評価15%の割合で 総合評価する。
テキスト 「新訂 確率統計」 高遠 節夫 他 著(大日本図書)
参考書 「統計の基礎」水本 久夫 著 (培風館)
「キーポイント 確率・統計」 和達 三樹・十河 清 著 (岩波書店)
「これだけは知っておこう! 統計学」 東北大学統計グループ 著 (有斐閣ブックス)
関連科目 1年数学I,II,2年数学I,II,3年数学I
履修上の
注意事項
授業中に電卓が必要な場合があります。

【授業計画( 確率統計 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 1変数のデータ
1変数のデータの整理をおこない,基礎的な用語を導入する。
2 2変数のデータ
2変数のデータの関係をつかむために,相関を導入する。 回帰直線の方程式と相関係数の計算をおこなう。
3 確率変数と確率分布
確率変数,確率分布の基本的な概念・用語などを導入する。
4 二項分布,ポアソン分布
二項分布,ポアソン分布の考え方と計算方法を解説する。
5 平均,分散,標準偏差
離散型確率分布における平均,分散,標準偏差の意味を解説し, その計算をおこなう。
6 連続分布
連続型確率分布の概念を導入し,確率密度関数とそれを使った 平均,分散,標準偏差の計算について解説する。
7 正規分布(1)
正規分布の基礎とその計算について解説する。
8 中間試験
中間試験を実施する
9 正規分布(2)
正規分布の正規化とその計算をおこなう。 また,二項分布と正規分布の関係について解説する。
10 中心極限定理
n次元の確率変数を考え,中心極限定理について解説する。
11 母集団と標本
母集団から標本を抽出する方法について解説する。 また,標本分布を計算する。
12 区間推定(1)
区間推定の考え方を導入し,信頼度や信頼区間について解説する。
13 区間推定(2)
区間推定の計算をおこなう。
14 検定(1)
検定の考え方を導入し,用語の解説をおこなう。
15 検定(2)
計算により検定をおこなう。


中間試験および定期試験を実施する.