【 2006 年度 授業概要】
科   目 高分子化学 ( Polymer Chemistry )
担当教員 田中 守
対象学年等 応用化学科・4年・前期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
工学系複合プログラム JABEE基準1(1)
A2(100%) (c),(d)1
授業の概要
と方針
高分子化合物の合成原理,構造及び物性の基本を講義を講義する。



1 【A2】  高分子化合物の合成原理,構造及び物性の基本知識を習得する。
2 【A2】  高分子化学の分野を相互に結び付け理解するようにする。
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1 高分子化学の基礎知識が身についているかを試験で評価する。
2 高分子化学の各分野の知識を相互に結び付けて理解できているかをレポート及び試験で評価する。
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成績は,試験80% レポート20% として評価する.
テキスト 「高分子科学」 大澤善次郎 (嘗華房)
参考書 「高分子科学演習」 高分子学会編 (東京化学同人)
関連科目 有機化学
履修上の
注意事項
なし

【授業計画( 高分子化学 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 概論
授業全般に渡る概略を説明する。高分子の概念を講義する。
2 高分子の分類
高分子の産出による分類,構造・形態による分類,合成法による分類,材料の用途・性質による分類について説明する。
3 合成高分子の生成
重合反応機構による分類を説明。そのうちポリアミド,ポリエステルについて説明する。
4 合成高分子の生成
シリコーンや各種耐熱性高分子の合成法について説明する。
5 合成高分子の生成
重付加系高分子であるポリウレタン,エポキシについて説明する。付加縮合系高分子である尿素樹脂,フェノール樹脂,メラミン樹脂について説明する。
6 合成高分子の生成
逐次重合系高分子の特徴及びその重合条件と分子量の関係を説明する。
7 合成高分子の生成
連鎖重合中の付加重合について,主にビニル系ポリマーのラジカル重合とその動力学について説明する。中間試験の範囲の大略を復習する。
8 中間試験
これまでの講義内容の理解度を確かめ,評価する。
9 合成高分子の生成
共重合について,その分類及び概論を行う。
10 合成高分子の生成
共重合に於けるモノマーの反応性と共重合体の組成について説明する。
11 合成高分子の生成
カチオン重合及びアニオン重合について説明する。
12 合成高分子の生成
リビング重合及び配位重合について説明する。
13 高分子化合物の構造
高分子化合物の微細構造について説明する。
14 高分子化合物の熱的性質
高分子化合物のガラス転移温度について説明する。
15 高分子化合物の熱的性質
高分子化合物の融点につて説明する。


中間試験および定期試験を実施する.