【 2006 年度 授業概要】
科   目 応用有機化学 ( Applied Organic Chemistry )
担当教員 田中 守
対象学年等 応用化学科・4年・後期・必修・1単位 ( 学修単位I )
学習・教育
目標
工学系複合プログラム JABEE基準1(1)
A4-1(100%) (d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要
と方針
油化学工業,パルプ・紙工業,繊維工業及びプラスチック工業について,その製造工程,製造原理及び製造装置等を概説する。



1 【A4-1】  高分子化学や有機化学の授業で学習したことが,実学でどのように応用されているか,また,工業において製品がどのような原理で製造されているかを理解する。
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1 有機工業化学製品の製造過程やその原理を理解していることを定期試験で評価する。
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成績は,試験80% レポート20% として評価する.
テキスト 「有機工業化学」 阿河利夫,小川雅弥 他 (朝倉書店)
参考書 「紙と天然繊維」 右田伸彦,岡島三郎 (大日本図書)
関連科目 有機化学,高分子化学,化学工学
履修上の
注意事項
なし

【授業計画( 応用有機化学 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 油脂工業
油脂の組成,油脂の種類,油脂の評価方法,脂肪酸の化学構造について説明する。
2 油脂工業油脂工業
製油工業について,採油工程と精製工程を説明する。
3 油脂工業
油脂加工工業について,1)脂肪酸の製造 2)グリセリンの製造 3)脂肪酸エステルの製造 等について説明する。
4 油脂工業
界面活性剤の構造,機能について説明する。
5 油脂工業
イオン界面活性剤,非イオン界面活性剤等の製造法及び特徴について説明する。
6 パルプ・紙工業
木材化学について説明する。
7 パルプ・紙工業
パルプの製造法として,亜硫酸パルプ法,硫酸塩パルプ法について説明する。中間試験の範囲の概略を復習する。
8 中間試験
これまでに学習した内容について筆記試験を行い,授業に対する理解度を評価する。
9 パルプ・紙工業
紙の製造の歴史及び工業について説明する。
10 化学繊維工業
化学繊維の種類及び性質について説明する。
11 化学繊維工業
ビスコースレーヨン及びキュプラレーヨンの製造について説明する。
12 化学繊維工業
アセテート,ナイロン,ポリエステルの製造について説明する。
13 化学繊維工業
ビニロン,アクリル繊維及びその他の繊維の製造について説明する。
14 プラスチック工業
主なプラスチックの製造と特徴について説明する。
15 化学繊維工業
プラスチックの成型加工について説明する。 定期試験の範囲の概略を復習する。


中間試験および定期試験を実施する.