2006 年度専攻科ゼミナールII シラバス

【 2006 年度授業概要】
学習・教育目標			工学系複合プログラム	ＪＡＢＥＥ基準１（１）
科　　　目			専攻科ゼミナールII ( Advanced Course Seminar II )
担当教員			大淵真一，九鬼導隆，渡辺昭敬，根津豊彦
対象学年等			応用化学専攻・2年・前期・必修・2単位
学習・教育目標			B4(40%) C2(60%)	(d)2-a,(d)2-b,(d)2-c,(e),(f),(g)
授業の概要と方針			専門工学に関連する外国語文献を輪読する。担当部分について，その内容を説明し考察を述べるとともに討論をゼミナール形式で行う。幅広い工学分野の新しい学識を得るとともに，関連する文献を調査することにより最新技術や研究の手法について実践的に学ぶ。
到達目標		1	【B4】　分析化学，有機化学，物理化学及び応用物理の各専門分野の基本的な文献を読破し，それをまとめることができる。
		2	【C2】　分析化学，有機化学，物理化学及び応用物理の各専門分野の講読した論文の課題等を的確に把握し，それを解決する手法を理解できる。
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評価方法と基準	到達目標毎	1	各担当教官が輪読のとき英語が正しく訳され，その大筋を把握出来ているかを確認すると共に最後にレポートを提出させ授業内容の理解度を評価する。
		2	各担当教官がレポートを提出させ，これまで学習した工学基礎や専門分野が生かされ，応用されているかなど授業内容の理解度を確認する。
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	総合評価		成績は，レポート50%　プレゼンテーション50%　として評価する．各担当の評価を平均する。
テキスト			各担当が選択した文献。
参考書			「化学英語の活用辞典」：足立吟也他(化学同人)
関連科目			分析化学，有機化学，物理化学及び応用物理
履修上の注意事項			専攻科ゼミナールIIは専攻科ゼミナールIに引き続いて行われるが，英文の講読の分野が異なるので，本科の卒業研究で英文講読の基礎となる読解力およびまとめ方の技術を学習しておくことが重要である。

【授業計画（専攻科ゼミナールII ）】
週	上段：テーマ／下段：内容（目標、準備など）
1	応用物理に関する論文の講読（1）
1	応用物理に関する論文（英文）についての購読を行う。主として古典力学または量子力学に関する内容を取り扱う。
2	応用物理に関する論文の講読（2）
2	応用物理に関する論文（英文）についての購読を行う。主として熱力学または統計力学に関する内容を取り扱う。
3	応用物理に関する論文の講読（3）
3	応用物理に関わる内容を含んでいる，受講生の特別研究と関わりのある論文の購読を行う。
4	応用物理に関する論文の講読（4）
4	応用物理に関わる内容を含んでいる，受講生の特別研究と関わりのある論文の購読を行う。
5	分析化学に関する論文の講読（1）
5	分析化学に関する論文（英文）についての購読を行う。
6	分析化学に関する論文の講読（2）
6	分析化学に関する論文（英文）についての購読を行う。
7	分析化学に関する論文の講読（3）
7	分析化学に関する論文（英文）についての購読を行う。
8	分析化学に関する論文の講読（4）
8	分析化学に関する論文（英文）についての購読を行う。
9	有機化学に関する論文の講読（1）
9	1H-NMR（核磁気共鳴の原理，化学シフト，スピンースピン相互作用）
10	有機化学に関する論文の講読（2）
10	13C-NMR(オフレゾナンスデカップリング，DEPT)，二次元NMR（COSYスペクトル，HETCOSYスペクトル)
11	有機化学に関する論文の講読(3)
11	質量分析(イオン化の原理，官能基別フラグメンテーション，分子イオンピーク，同位体ピーク)
12	有機化学に関する論文の講読(4)
12	1H-NMR，13C-NMR，質量分析スペクトルに関する演習問題
13	物理化学に関する論文の講読（1）
13	各々の受講生の特別研究のテーマに即した物理化学関連の英語論文を選び，事前に熟読の上，レジュメを作成し，1時間程度の発表を行う。発表の後，その内容について全員で30分～1時間ほど議論し，理解を深める。3回のゼミナールを通して，時間の許す限り全員が1回以上発表を行う。
14	物理化学に関する論文の講読（2）
14	各々の受講生の特別研究のテーマに即した物理化学関連の英語論文を選び，事前に熟読の上，レジュメを作成し，1時間程度の発表を行う。発表の後，その内容について全員で30分～1時間ほど議論し，理解を深める。3回のゼミナールを通して，時間の許す限り全員が1回以上発表を行う。
15	物理化学に関する論文の講読（3）
15	各々の受講生の特別研究のテーマに即した物理化学関連の英語論文を選び，事前に熟読の上，レジュメを作成し，1時間程度の発表を行う。発表の後，その内容について全員で30分～1時間ほど議論し，理解を深める。3回のゼミナールを通して，時間の許す限り全員が1回以上発表を行う。
備考	中間試験および定期試験は実施しない．各回あたり180分の授業。