【 2005 年度 授業概要】
科   目 リモートセンシング ( Remote Sensing )
担当教員 中尾 幸一
対象学年等 都市工学科・5年・後期・選択・1単位
学習・教育
目標
工学系複合プログラム JABEE基準1(1)
A4-2(100%) (d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要
と方針
人工衛星画像によるリモートセンシングの概要を解説し、その利用法を理解させる。



1 【A4-2】  地球観測衛星の現状を説明できる。
2 【A4-2】  人工衛星画像データの活用法を説明できる。
3 【A4-2】  人工衛星画像を使って地表の状態を分析できる。
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1 地球観測衛星の現状の理解度は中間試験で評価する。
2 人工衛星画像データの活用法については、演習レポート、中間試験・定期試験で評価する。
3 人工衛星画像を使った地表の状態の分析は、演習レポート、定期試験で評価する。
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試験成績70%、レポートおよび授業中の演習30%の割合で総合的に評価する。
テキスト プリントを使用する
参考書 「リモートセンシングデータ解析の基礎」 長谷川均 古今書院
「図解リモートセンシング」 日本リモートセンシング研究会編 日本測量協会
関連科目  
履修上の
注意事項
都市情報工学で学んだ地理情報システムと衛星画像データをリンクさせることが実践的なリモートセンシングの活用につながる。中間試験、定期試験を実施する。

【授業計画( リモートセンシング )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 リモートセンシングの概要
プロジェクターを用いてリモートセンシング技術について全般的な解説を行う。
2 リモートセンシングに用いる人工衛星画像データとプラットホーム・センサの種類
地球観測衛星とその搭載センサについて解説する。
3 人工衛星画像の処理について
人工衛星画像処理ソフトMaltiSpecを用いて画像データ処理の解説と演習を行う。
4 リモートセンシングで用いるデータとその活用法
各衛星のセンサによる画像データを紹介し、それぞれその特徴を解説する。人工衛星画像の活用法について解説する。
5 地表被覆分類について
地表被覆分類法について解説する。
6 地表被覆分類演習
人工衛星画像処理ソフトMaltiSpecを用いてクラスター解析による地表被覆分類の演習を行う。
7 デジタルマップとその活用
デジタルマップとその活用について解説する。
8 中間試験
 
9 中間試験回答、平面座標変換
中間試験の解答を行い、平面座標変換の演習を行う。(EXCELを用いる)
10 平面アフィン変換
平面アフィン変換の演習を行う。(EXCELを用いる)
11 UTM法による平面投影法
UTM法による平面投影法について解説し、緯度経度からUTM法による平面投影座標を求める演習を行う。(EXCELを用いる)
12 人工衛星画像の行政区域抽出法
マスク画像を用いた人工衛星画像の行政区域抽出の演習を行う。
13 地形と地質(水系・リニアメント)
地形と地質(水系・リニアメント)を衛星画像から判読するための知識を解説する。
14 人工衛星画像による各種地形図の作成
人工衛星画像による平面地形図、三次元地形図の作成について解説する。
15 リモートセンシングの応用
リモートセンシングの応用として、災害の被害状況調査、海水の汚染状況の調査、断層の検出、植生の抽出などについて解説する。


中間試験、定期試験を実施する。