【 2005 年度 授業概要】

科　　　目			デザイン工学 ( Design Engineering )
担当教員			高木 恭子
対象学年等			都市工学科・5年・後期・必修・1単位
学習・教育 目標			工学系複合プログラム	ＪＡＢＥＥ基準１（１）
			A4-1(100%)	(d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要 と方針			土木と共に環境を形成する方法である建築と関連する部分での、空間デザインを人間工学を中心に様々な角度から検討を行い、基本的な課題を体験することにより、総合的な環境プランナーとして必要となる空間デザインへの興味と基礎的素養を養うことを目的とする。
到 達 目 標		1	【A4-1】　 環境問題として空間デザインを捉え、空間デザインのための表現法を理解し、これからの地球環境に空間デザインの視点から提案・説明・討議できる。
		2	【A4-1】　 空間を構成するエレメントを理解し、空間のデザインについて理解できる。
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評 価 方 法 と 基 準	到 達 目 標 毎	1	課題のプレゼンテーション内容および、討議より評価する
		2	授業態度および、空間を測定するレポートや課題に対するコンセプトの組み立て方より評価する
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	総 合 評 価		課題のプレゼンテーション（60％）、プレゼンテーション時のコメント作成（10％）到達目標２のレポート（20％）、学習態度（10％）で総合評価する。
テキスト			なし（プリント）
参考書			空間デザインの原点、岡田光正（理工学社） かたちのデータファイル、高橋研究室編（彰国社）
関連科目
履修上の 注意事項			実技体験を通して基礎的素養を養うので自主的な授業態度が望まれる。

【授業計画（ デザイン工学 ）】

週	上段：テーマ／下段：内容（目標、準備など）
1	デザインとは何か
	デザインを考える過程で行われる検討事項や説明方法を実際の事例から把握する。
2	空間デザインの見方
	空間を構成する単位である寸法についての理解を深め、人間の動作寸法と空間構成に対して理解を深めると共に、各自の人体寸法を理解する。
3	空間デザインの構成手法
	寸法から行うデザインを理解するために、モデュロール表を作成する。また、モデュロールにより作成されたコルビュジェの作品について理解する。
4	空間デザインと地域
	空間デザインを把握するための課題として、トイレの設計を行う（課題の説明）。立体をデザインする際に、その周辺との関係を把握することからデザインについて理解する。
5	空間デザインと文化
	外部空間から内部空間へと視点を移すため、人間の行動や習性に基づいたデザイン手法について理解し、課題の構成への反映を行う。
6	空間デザインと素材
	外部空間から内部空間へと視点を移すため、外装にデザイン手法とデザインコンセプトについて理解し、課題の構成への反映を行う。
7	空間デザインの実践
	６回までの授業で行われた内容を課題へ反映し、各自のデザインコンセプトをまとめる。（レポートの提出）
8	空間デザインと実践
	コンセプトに基づいた空間の構成手法について理解し、課題の構成への反映を行う。
9	空間デザインと構造
	空間の構成手法での構造の役割から、立体を構成するエレメントを理解し、課題の構成への反映を行う。
10	空間デザインと人間
	内部空間のデザイン手法として、人間の行動および習性について理解し、課題の構成への反映を行う。
11	空間デザインと表現１
	作成した模型の写真を撮ることによって、表現するための視点を理解する。
12	空間デザインと表現２
	授業で取り上げた視点からコンセプトを再構成し、他者に理解されるための表現方法を検討し、プレゼンテーションのための資料を作成する。
13	空間デザインと評価
	課題の発表として３分間のスピーチを行い、各自のデザインについての説明を行うと共に、他者が行ったプレゼンテーション内容についての理解を深めるため、コンセプトに対する批評を行うことによって、多様なデザイン手法やコンセプトの設定に対して理解を深める。
14	空間デザインと評価
	13回目と同じ
15	空間デザインの評価
	13回目と同じ
備 考	課題（作品）の提出とプレゼンテーション内容等によって評価するので定期試験は実施しない。