【 2005 年度 授業概要】
科   目 電波法規 ( Laws and Regulations of Radio Wave Engineering )
担当教員 浪花 利行
対象学年等 電子工学科・5年・後期・選択・1単位
学習・教育
目標
工学系複合プログラム JABEE基準1(1)
A4-4(100%) (d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要
と方針
電波関係法令の大綱、無線局の免許、無線従事者制度、無線局の運用、無線設備の技術基準、監督、電波利用料制度、罰則、異議申し立て及び訴訟等について習得させる。



1 【A4-4】  無線局を開設するための手続き、再免許及び免許の内容を変更するための手続を理解している。
2 【A4-4】  無線従事者の資格を取得するための国家試験および養成課程の制度並びに無線従事者の操作範囲について理解している。
3 【A4-4】  無線局の運用方法を理解している。
4 【A4-4】  無線局に備え付けを要する業務書類について理解している。
5 【A4-4】  無線設備の技術基準を理解している。
6 【A4-4】  無線局の定期検査、臨時検査及び行政処分等監督行為について理解している。
7 【A4-4】  電波利用料の納付方法を理解している。
8 【A4-4】  電波法違反に関する刑罰及び行政罰について理解している。
9 【A4-4】  行政処分に対する異議申し立ての意義及びその制度について理解している。
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1 無線局を開設するための手続き、再免許及び免許の内容を変更するための手続を理解しているか、中間試験で評価する。
2 無線従事者の資格を取得するための国家試験および養成課程の制度並びに無線従事者の操作範囲について理解しているか、中間試験で評価する。
3 無線局の運用方法を理解しているか、中間試験で評価する。
4 無線局に備え付けを要する業務書類について理解しているか、定期試験で評価する。
5 無線設備の技術基準を理解しているか、定期試験で評価する。
6 無線局の定期検査、臨時検査及び行政処分等監督行為について理解しているか、定期試験で評価する。
7 電波利用料の納付方法を理解しているか、定期試験で評価する。
8 電波法違反に関する刑罰及び行政罰について理解しているか、定期試験で評価する。
9 行政処分に対する異議申し立ての意義及びその制度について理解しているか、定期試験で評価する。
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到達目標、1〜9について、試験の平均を100%で評価する。
テキスト 「教育用電波法令集」(電気通信振興会)
参考書 「電波法要説」:今泉至明(電気通信振興会)
関連科目  
履修上の
注意事項
通信工学(5年)を修得していることが望ましい。
電波工学(5年)を修得していることが望ましい。

【授業計画( 電波法規 )】
上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など)
1 電波法の総論
(1)電波の利用の現状,(2)電波年表,(3)電波利用の要規律性,(4)電波関係法令の体系(5)電波行政の機構・権限の委任
2 無線局の免許(1)
(1)免許を要しない無線局,(2)欠格事由,(3)無線局を開設するための手続き
3 無線局の免許(2)
(4)免許の有効期間・再免許,(5)免許内容の変更,(6)免許の承継
4 無線従事者(1)
(1)無線設備の操作をおこなうことができる者,(2)主任無線従事者制度,(3)操作及び監督の範囲
5 無線従事者(2)
(4)免許申請手続き,(5)欠格事由,(6)免許証の携帯義務,(7)免許証の訂正・再交付・返納
6 無線局の運用(1)
(1)目的外使用の禁止,(2)免許状記載事項の尊守,(3)混信等の防止,(4)通信の秘密の保護
7 無線局の運用(2)及び通信システムの事例
(5)通信方法,(6)無線局運用の限界,(7)非常通信,(8)各種通信システム,1.MCAシステム,2.VSATシステム,3.防災無線システム,4.衛星通信システム
8 中間試験
中間試験
9 中間試験解答,業務書類
中間試験解答,無線局に備え付けが義務付けられている書類等
10 無線設備(1)
(1)無線設備の技術的条件
11 無線設備(2)
(2)電波の型式の表示,(3)安全施設
12 無線局の監督(1)
(1)電波監視,(2)無線局の検査
13 無線局の監督(2)
(3)免許人及び無線従事者に対する行政処分,(4)免許人の報告義務
14 電波利用料制度・罰則
(1)電波利用料制度制定の背景,(2)電波利用料の納付方法(1)電波法違反に対する刑の種類及び罰則の事例
15 異議申し立て及び訴訟
(1)行政不服審査法の概要,(2)総務大臣の処分に対する異議申し立て(3)総合通信局長に対する審査請求


中間試験を実施する.
定期試験を実施する.