科 目 | 情報基礎 ( Fundamentals of Information Technology ) | |||
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担当教員 | 藤本 健司 | |||
対象学年等 | 電子工学科・1年・通年・必修・2単位 | |||
学習・教育 目標 |
工学系複合プログラム | JABEE基準1(1) | ||
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授業の概要 と方針 |
本校情報処理システムを利用するための技術を学習する.主な内容は,タッチタイピング,電子メール,WWW閲覧,HTMLによるWebページ作成,Texなどである.また,情報倫理についても学習する. | |||
到 達 目 標 |
1 | 本校情報処理システムの学生演習環境の利用法を身につける. | 2 | タッチタイピングでキーボード操作ができる. | 3 | 電子メールの利用法が分かる. | 4 | ブラウザソフトの利用方法が分かり,WWWで必要な情報を収集できる. | 5 | HTMLでWebページが作成できる. | 6 | ネットワーク技術を使用する際のマナーを身につける. | 7 | コンピュータウィルスやその他のネットワーク被害に関する知識を身につける. | 8 | TeXでデータ整理・レポート作成ができる. | 9 | 10 |
評 価 方 法 と 基 準 |
到 達 目 標 毎 |
1 | 適切に使用できているかどうか授業中に簡単な課題を出し,確認を行う. | |
2 | タッチタイピングに関する実技試験を行い,1分間に20wordsを越えれば合格とする.15wordsを超えない場合には超えるまで個別に試験を行う. | |||
3 | 簡単な自己紹介のメールを担当者まで送らせ,電子メールが適切に使用できているか確認する。内容,形式のひどいものに関しては指導を行う. | |||
4 | いくつかの課題テーマを与え,その報告をメールにて提出させる。メール内容にて評価を行う。内容がおかしなものに関しては再度調査させる. | |||
5 | 第1段階として,HTMLを使用して自分のWebページを作成させ,評価を行う.第2段階として,数人のグループになり,課題テーマに沿ったWebページを作成させ,評価を行う. | |||
6 | ネットワークのマナーに対して正しい知識を身につけているか,定期試験において確認する. | |||
7 | コンピュータウィルスやその他のネットワーク被害に関する知識を身につけているか,定期試験において確認する. | |||
8 | 課題を与え,その課題についてのレポートをTeXで作成させ提出させる.そのレポートの内容,形式によって評価を行う. | |||
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10 | ||||
総 合 評 価 |
2回の定期試験の成績を50%,各種課題レポートや実技テストを50%として評価を行う。 | |||
テキスト | プリント Web教材 |
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参考書 | 「情報リテラシー入門」:室賀進也 他,(コロナ社) |
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関連科目 | ||||
履修上の 注意事項 |
関連科目:プログラミングI,プログラミングII |
週 | 上段:テーマ/下段:内容(目標、準備など) |
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1 | センター利用のオリエンテーション |
センターを利用する心得やパソコン上で動作するLINUX(PC-UNIX)について,起動方法,ログイン,その他基本的な使用方法について学ぶ. | |
2 | キーボード操作,タイピング練習 |
キーボード配列,指のホームポジションなどについて学び,タッチタイピング練習ソフトを使った演習を行う. | |
3 | タイピング練習,X Window Sytem |
10分程,タイピング練習を行い,後半は,LINUX の GUI(Graphical User Interface) である X Window System(X) についてその基本的な操作について学ぶ. | |
4 | タイピング練習,ディレクトリ,基本コマンド |
10分程,タイピング練習を行い,後半は,ディレクトリやファイルについて説明し,ディレクトリやフェイルに関するコマンドについて学ぶ. | |
5 | タイピング練習,エディタ,テキスト作成1 |
10分程,タイピング練習を行い,後半は,テキストエディタ(Emacs) を用いたテキストファイルの作成方法について学ぶ. | |
6 | タイピング練習,エディタ,テキスト作成2 |
第5週と同じ. | |
7 | 演習 |
タッチタイピング(実技テスト),基本操作,テキストファイルの作成などに関する演習を行う. | |
8 | コミュニケーションのための技術:電子メール1 |
電子メールの仕組みと,センターのメールシステムについて学ぶ.また,メールを使用する上で重要な個人情報の流出やウィルスなどの問題について学ぶ. | |
9 | コミュニケーションのための技術:電子メール2 |
第8週の続き.メールリーダとしてSylpheed を用いたメールの送受信の方法を学ぶ.最後にメールの送受信に関する演習を行う. | |
10 | WWWによる情報収集1 |
各種ホームページを利用して様々な情報を収集できることを説明し,実際にweb を利用した情報検索のやり方を習得する.また,検索エンジンの種類についても説明し,適切な検索エンジンを選べるようにする. | |
11 | 演習 |
電子メールの使用方法とWWWによる情報収集の演習を行う.まず,複数のテーマを用意し,それに対してWWWで情報を収集させる.集めた情報をまとめさせ,電子メールで提出させる. | |
12 | HTMLによるWebページ作成1 |
web ページを記述する方法であるHTML (Hyper Text Markup Language)について学習する.演習を交えながらHTMLの習得を行う. | |
13 | HTMLによるWebページ作成2 |
第12週と同じ. | |
14 | HTMLによるWebページ作成3 |
第12,13週と同じ. | |
15 | 演習 |
Webページ作成に関する演習を行う. | |
16 | TeX(その1) |
TeXに関する説明と,基本的なコマンドについて学習する.講義と演習を繰り返しながら,TeXに関する技術を習得する. | |
17 | TeX(その2) |
第16週と同じ. | |
18 | TeX(その3) |
第16,17週と同じ. | |
19 | TeX(その4) |
第16,17,18週と同じ. | |
20 | TeX(その5) |
第16,17,18,19週と同じ. | |
21 | TeX(その6) |
第16,17,18,19,20週と同じ. | |
22 | 演習 |
TeXに関する演習を行う. | |
23 | TeXによるレポート作成指導 |
TeXを用いたレポート作成方法について説明を行う. | |
24 | TeXによるレポート作成1 |
複数のテーマから1つのテーマを選びTeXを用いてレポートの作成を行う. | |
25 | TeXによるレポート作成2 |
第24週と同じ. | |
26 | プレゼンテーションの基礎1 |
プレゼンテーションを行う上で重要なこと(テーマ,内容)や,データの整理方法,及び発表方法について学ぶ. | |
27 | プレゼンテーションの基礎2 |
プレゼンテーション用資料の作成方法について学ぶ. | |
28 | 演習 |
グループに分かれて自由課題に対するプレゼンテーションを行うための準備を行う. | |
29 | 演習 |
第28週と同じ. | |
30 | まとめ |
第28週と第29週で作成したプレゼンテーションの資料を用いて各グループ毎にプレゼンテーションを行う. | |
備 考 |
・中間試験は実施しない. ・定期試験を実施する. |