【 2005 年度 授業概要】

科　　　目			交通計画 ( Traffic Planning )
担当教員			橋本 渉一
対象学年等			都市工学専攻・1年・後期・選択・2単位
学習・教育 目標			工学系複合プログラム	ＪＡＢＥＥ基準１（１）
			A4-4(100%)	(d)1,(d)2-a,(d)2-d,(g)
授業の概要 と方針			陸上交通の主体である道路および鉄道を対象として、車両・施設（ハード）の観点から学ぶ。続いて、社会経済と交通網の発展、総合交通体系から各交通機関の機能、実態等を社会基盤整備のための計画（ソフト）の観点から学ぶ。交通実態調査、交通需要予測の手法について学び、都市計画と交通施設計画・ネットワーク計画との関わりについて理解を深める。
到 達 目 標		1	【A4-4】　 国土整備と交通体系との関係が理解できる。
		2	【A4-4】　 都市基盤施設と交通施設との関係が理解できる。
		3	【A4-4】　 自動車交通および環境問題が理解できる。
		4	【A4-4】　 高速鉄道の技術開発および環境問題が理解できる。
		5	【A4-4】　 交通需要予測手法の流れが理解できる。
		6	【A4-4】　 交通需要マネジメントが理解できる。
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		9
		10
評 価 方 法 と 基 準	到 達 目 標 毎	1	国土の社会資本整備と総合交通体系の関係が理解できているか、中間試験で評価する。
		2	都市基盤整備と都市交通機関の関係が理解できているか、中間試験で評価する。
		3	自動車交通流とその環境問題が理解できているか、レポートおよび中間試験で評価する。
		4	高速鉄道の技術開発および環境問題が理解できているか、中間試験で評価する。
		5	交通需要予測手法の流れおよび分布交通の推定法が理解できているか、期末試験で評価する。
		6	交通需要マネジメントが理解できているか、期末試験で評価する。
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	総 合 評 価		到達目標１〜４に対しレポートおよび中間試験で、到達目標５〜６に対しレポートおよび期末試験で評価する。レポート30％、中間・期末試験70％の割合で総合評価する。
テキスト			交通計画学[第２版]、樗木他(共立出版) 授業時配布のプリント
参考書			都市交通計画、新谷洋二(技報堂) [新版]交通工学、竹内他(鹿島出版会) 交通システム、塚口他(国民科学社)
関連科目
履修上の 注意事項			受講学生は、本科「都市交通計画学」「交通システム工学」を履修しているものとして、講義を進める。

【授業計画（ 交通計画 ）】

週	上段：テーマ／下段：内容（目標、準備など）
1	国土整備と交通体系
	国土の社会資本整備と総合交通体系の関係について解説する。
2	都市基盤施設と交通施設
	都市内の基盤施設整備と交通施設の関係について解説する。
3	自動車交通流
	自動車交通流の理論解析について解説する。
4	交通流実態調査
	市道「白川〜伊川谷線」において交通流の実態調査を行い、そのデータ解析を行う。
5	道路と環境
	自動車交通と環境問題の関係について解説する。
6	鉄道の速度向上
	鉄道高速化の経緯と技術開発について解説する。
7	鉄道と環境
	高速鉄道と環境問題の関係について解説する。
8	中間試験
	第１〜７回の講義内容を試験範囲として中間試験を行う。
9	交通需要予測
	交通需要の４段階推定法の全体流れについて解説する。
10	発生集中交通
	４段階推定法の第１ステップである発生集中交通の推定について解説する。
11	分布交通
	４段階推定法の第２ステップである分布交通の推定について解説する。
12	分担交通
	４段階推定法の第３ステップである分担交通の推定について解説する。
13	配分交通
	４段階推定法の第４ステップである配分交通の推定について解説する。
14	ＬＲＴ、新交通システム、リニアモータカー
	都市内の新しい軌道系交通システムについて解説する。
15	交通需要マネジメント
	都市内の交通需要マネジメントについて解説する。
備 考	中間試験を実施する。 期末試験を実施する。