教員紹介(一般科)

林田 定男
HAYASHIDA Sadao   メール: TEL:078-795-3296
  • 職名
  • 准教授

  • 専門分野
  • 日本語学(文字・表記)、国語教育

  • 現在の研究課題と概要
    1. 日本語表記史に関する研究
    2. 自明のことであるが、アの音には「あ」、イの音には「い」、というようにひとつの音に対してひとつの平仮名が使用されている。つまり、現在使用されている平仮名は、音声と文字との一対一の対応が原則となっているといえる。しかし、日本語表記の歴史からみると、このような状態になってからの日は浅い。近代以前は、ひとつの音に対して複数の平仮名が存在していたのである。そのような平仮名の使われ方を、中古・中世の文献を主対象に調査・研究している。

    3. 高等教育機関における国語教育についての研究
    4. 社会人に求められる力として、表現力、論理的思考力、コミュニケーション力が挙げられている。このような力は、国語力と換言することも可能であろう。国語力の低下は、ことばを知らない(語彙力低下)、漢字を書けない(漢字力低下)、といった知識レベルにとどまる問題ではない。学生の将来を見据え、社会人として必要な力を効率的に高める授業方法および教材内容について、研究・開発をおこなっている。

  • 研究業績(主要3件)
    1. 「漢字の書体・異体字使用に見られる定家の配慮‐真筆『嘉禄本』の場合‐」
        『国語学』第55巻2号、日本語学会、 pp.62-59、2004年4月
    2. 『平成新修古筆資料集 第4集』
        田中登編著、思文閣出版、2008年9月(共著)
    3. 『レポートの書き方ガイド 実用篇』
        小林至道・西浦真喜子・林田定男、関西大学教育推進部、2014年3月(共著)

  • 所属学会、協会
  • 日本語学会
    表記研究会

  • 担当教科
  • 国語

  • 顧問
  • クイズ同好会
    文芸同好会