応用化学科の教育の特徴

 化学工業は物質の基本的仕組みや性質を理解し、その知識に基づいて物質を造ったり利用したりする素材産業です。近年、エレクトロニクス、バイオテクノロジー、エネルギー関連の先端技術分野では、新しい機能を有する素材の開発という面からその必要性が強く求められている。この要請に応えるため、応用化学科では学習教育目標に掲げている5つの分野(有機化学、無機化学・分析化学、物理化学、化学工学、生物工学)をコアとし、それら分野の有機的なつながりに配慮したカリキュラムを編成している。またこれら5つの分野を学ぶにあたり必要不可欠な基礎としての情報技術や先端分野として着目されているエネルギー、新素材関連、環境問題なども取り入れている。また上記各分野の実験を1年生から数多く開講しており、座学で学んだ内容について実際に実験を通して確かめ体験することにより理解を深め、社会で活躍できる実践的な技術者の養成を目指している。