都市工学科の専門科目


科目名

 都市工学実験実習【1年・必修・通年・2単位】

この授業の目的と概要

 1年生の都市工学実験実習は、測量実習を行います。測量学で学ぶ知識をもとに、距離測量、セオドライトを用いる角度を測る測量、 基準点を測るトラバース測量、高低差を測る水準測量を行います。 これらの体験のなかで、その技術、作業要領、チームワークなどを学びとることを目的としています。実習の実施は1クラスを 10班に分けて4名程度を1班として各テーマに取り組みます。 授業は、毎時間、まず教員がテーマの説明を行い、その後、必要な器械・器具を持って屋外で測定作業の実習をします。 屋外の実習が終わると教室で測定結果を整理して報告書を仕上げます。 測定作業は班員が協力して、能率の良い方法や正確に計る方法などを話し合いながら行います。

授業の様子

[写真左]photo1 [写真右]photo3
【左】 テープによる距離測量の様子をあらわした図です。
【右】 角度を測定する器械のセオドライトで角度の測定をしている様子です

[写真左]photo3 [写真右]toshi4
【左】 トラバース測量をあらわした図です。
【右】 高さを測る測量(水準測量)の様子をあらわした図です。

授業担当者から一言

 測量学では測量の知識を得ることを目的としています。測量実習は、その知識をもとに実践力を身に付ける授業です。  本教科では、知識と技能の両方を必要とし、実際に測り、その測定結果から必要な値を求めるという技術の根本的な要素を学ぶことができます。  また、測量は一人ではできない作業を多く含み、互いに協力することを求められます。