応用化学科の専門科目


科目名

 化学工学T【3年・必修・通年・2単位】

この授業の目的と概要

 化学製品を製造する場合、まず「どのようなものを作るか」を考えます。工場で実際に製造することが決まると、 「どうやって作るか」を考えなければなりません。この「どうやって作るか」を担うのが「化学工学」です。 化学製品の製造は、主に化学反応を行い、不要物を取り除く工程で成り立ちますが、その工程ごとにおける反応温度や反応器圧力の管理も必要になります。 これらの操作や設計を行うための基礎を学びます。
化学工学Iでは、「物質および熱の収支」、「物質の輸送」、「蒸留」および「ガス吸収」について学びます。

授業の様子

[写真左]配管内の流体輸送の実験装置 [写真右]焼酎やウイスキーの製造工程でも使用される単蒸留の実験装置
【写真左】 配管内の流体輸送の実験装置
【写真右】 焼酎やウイスキーの製造工程でも使用される単蒸留の実験装置

授業担当者から一言

 一見難しそうに見えますが、「化学工学」の基本は「お財布」と同じです。もらったおこづかいのうち、1カ月にどれだけ使うと、 貯金がいくらできるかがわかれば、難しいことではありません。現代生活を行う上で、「化学工学」はなくてはならないものです。 その基礎を一緒に学んでみませんか?