編入生の体験談

機械工学科 A さん
機械工学科 B さん
機械工学科 C さん
機械工学科 I さん
機械工学科 J さん
機械工学科 K さん

電気工学科 L さん
電気工学科 M さん

電子工学科 D さん
電子工学科 E さん
電子工学科 O さん

応用化学科 F さん
応用化学科 G さん

都市工学科 H さん

都市工学科 N さん

機械工学科 Iさん

簡単な自己紹介

神戸市立科学技術高校機械工学科から本校機械工学科ロボティク・X・デザインコースに編入しました。
推薦での編入なので筆記選抜へのアドバイスなどは、実際に筆記選抜を受けた方のコメントを参考にして下さい。
私のほうからは編入に対する準備や編入後大変だったことを話したいと思います。
私の話が少しでもみなさんの役に立てば幸いです。

編入学選抜を受検するまでの流れや勉強内容・方法について教えてください

3年生の4月に高校の先生から高専編入を勧められました。それまでは大学への進学を考えていました。
神戸高専は指定校推薦の条件を満たしていて書類だけで合格できる可能性が高いことと、国公立大学への編入学などの選択肢が増えることから高専編入を選びました。

合格後、編入学するまでの約半年間、どのような勉強をしておくと良いと思いますか?

高校の数学Vと物理をよく勉強しておくと良いと思います。
物理は編入学選抜の過去問で出ている範囲を参考にして勉強するのがおすすめです。
数学は特に微分積分が必要です。余裕があれば重積分や微分方程など大学の数学も勉強しておくと編入してからの勉強が少し楽になると思います。

編入後、高専生活で感じたことを教えてください。また、大変だったことは何ですか?

・習う内容が難しくなる
・授業の進むのが速い
・レポートのレベルが上がる
・高校より自由な分、自分で考えて行動しなければならないときがある

高校で習っていない、全く知らない内容が復習としてさらっと出てくることがあり、その都度調べて勉強していくのが大変でした。

高専編入学を考えている皆さんへ

高専では大変なこともありますが、新しく学べることも多いと思います。
充実した学生生活を送れるよう頑張ってください。

機械工学科 Jさん

簡単な自己紹介

私は機械工学科ロボティクス・デザインコースに兵庫県立東播工業高等学校の機械科から編入しました。

編入学選抜を受検するまでの流れや勉強内容・方法について教えてください

高専に編入すること自体、高校2年生の夏頃に決めたため、そこから勉強を始めました。
主な勉強の流れですが、私は一般選抜で編入したため高校2年の冬頃まで数学をコツコツと勉強し、冬から小論文の練習を始めました。
春ごろから本格的に勉強を始め、英語と数学に力を入れました。選択で物理と機械工学が選べるのですが私は機械工学を選びました。
面接練習は受検の2週間前から始めました。

編入学選抜ではどのような問題が出題されましたか?

数学は因数分解や3次元のベクトルの問題が出題されていました。
機械工学は過去の問題と全く違う問題形式が出題されたのであまり過去問は参考にせず、機械工学を広く勉強する必要があります。
具体的には設計、工作、原動機、あと旋盤などの機械についてです。TigやMigなどの溶接の種類も覚えておいたほうがいいと思います。

面接ではどのようなことが聞かれましたか?

定番ですが自己PR、部活動について、時事問題、などは聞かれました。
あと、4力(機械、材料、熱、流体)を知っているのか?という質問もされました。
私の場合、海外の工業高校生と交流したが面接官受けがよかったので、自分しかしてないような経験談を用意しておくべきだと思います。

合格後、編入学するまでの約半年間、どのような勉強をしておくと良いと思いますか?

主に数学に力を入れて勉強するべきだと思います。微分積分、ベクトル、行列などはある程度勉強しておくほうがいいと思います。
また、物理の波動の範囲や機械設計や工作なども改めて勉強しておくべきです。

編入後、高専生活で感じたことを教えてください。また、大変だったことは何ですか?

私は、入学するまでの勉強が不十分だったため入学してから分からないことだらけで大変でした。
また、コロナだったため7月頃まで誰とも会えなかったため分からないことがあっても誰にも聞けなかったのは大変でした。

高専卒業の進路はどう考えていますか?またそれはなぜですか?

私は高専に入学したころは進学を考えていましたが、現在は就職に変更し、就職活動をしています。
理由としては就職率が・謔ュ大企業にいけること、若いうちに就職して趣味を楽・オみたいと感じたからです。

高専編入学を考えている皆さんへ

受検はとても大変ですが受かった瞬間の嬉しさと達成感は本物なのでぜひ頑張ってください。
ただ、受かってからもしっかり勉強しないと入学してから痛い目をみることになるので気をつけてください。
あと、友達をつくって教えてもらうほうがいいと思います。

機械工学科 Kさん

簡単な自己紹介

神戸市立科学技術高等学校機械工学科から、本校のエネルギー・システムコースに編入しました。
高校のときは溶接部をしてました。

編入学選抜を受検するまでの流れや勉強内容・方法について教えてください

推薦で編入したので、学力テストや面接は受けてません。
科学技術高校からの推薦の条件は僕の時は成績上位5%以内、数学の成績が5で、定員は2人ぐらいだったと思います。

合格後、編入学するまでの約半年間、どのような勉強をしておくと良いと思いますか?

高専を卒業した後、就職するにしても進学するにしてもTOEICを受けてた方がいいので、英語の勉強をしてた方がいいと思います。

編入後、高専生活で感じたことを教えてください。また、大変だったことは何ですか?

僕の場合、高専入ってすぐオンライン授業だったので、パソコンにも慣れてないし、友達も出来ないので大変でした。
対面授業が始まってからは周りが助けてくれるのでどうにかなります。

高専卒業の進路はどう考えていますか?またそれはなぜですか?

専攻科に進学しようと思ってます。理由は高校から高専にきて、ようやくこの環境にも慣れたところで、また大学に編入となると精神的にもしんどいし、家からも近いので時間的な余裕があるからです。

高専編入学を考えている皆さんへ

高専に途中から入って勉強についていけるかとか、友達が出来るかとか不安もあると思いますが、いざ入ったらどうにでもなることなので、自分がやりたいことが何か考えて、進路を選んで頑張ってください。

電気工学科 Lさん

簡単な自己紹介

尼崎双星高校から編入した者です。
その後、本科から専攻科に進学しました。

高専を受験しようと決めた理由

専門科目の勉強を続けたいと思ったから。
高専なら本科 5 年修了後に再度就職するか進学するかを選択しなおすことが出来るから。
学費が大学へ行くよりかなり安価であるから。

編入試験を受験するまでの流れや勉強内容を教えてください

2月ぐらいに高専に編入できることを知りました。それまでも大学進学希望だったので勉強はしていました。勉強内容は高専編入の過去問を解いて傾向を知り絞って勉強していました。

編入後大変だったことは何ですか?

実験実習のレポートがとにかくしんどかったです。4年生は科目数が多いのでテストも大変でした。

入学後に気づいた高専と高校の違いを教えてください

授業時間が90分であること。制服を着ている人が少ない。
高校と比べ実験器具などが充実している。

合格後、編入学するまでにどのような勉強をしておくと良いと思いますか?

高専のシラバスを確認して高校では習わなかったことを勉強するといいと思います。数学の偏微分や重積分、特に微分方程式は睨んで解けるぐらいにできておいたほうがいいです。
電磁気学や電気回路もやっておくといいと思います。概念をしっかり理解すると良いと思います。

さいごに一言

頼れる友達を作って高専生活を楽しでください

電気工学科 Mさん

簡単な自己紹介

神戸市立科学技術高等学校電気情報工学科から本校電気工学科に編入しました。

高専を受験しようと決めた理由

先生に勧められたからです。科の成績が上位5%内に入っている場合推薦で編入できると知り決めました。

編入試験を受験するまでの流れや勉強内容を教えてください

推薦なので教えられませんが推薦が決まるまでは私は過去問を解いていました。

編入後大変だったことは何ですか?

最初の授業がオンライン授業だったのでわからないことがあっても誰にも聞けないのが大変でした。

入学後に気づいた高専と高校の違いを教えてください

いろいろありますが一番の違いは油断していると留年しそうになることです。
高専は最終成績の点数が60点未満で欠点になるのでしっかりテスト対策しておかないと後々痛い目にあいます。

合格後、編入学するまでにどのような勉強をしておくと良いと思いますか?

計算力を衰えさせない程度の勉強だけでいいと思います。
合格後に高専の授業内容を勉強してもわからないことが多すぎるので意味がない気がします。ちなみに私は合格してから自主的に勉強したことはありません。

さいごに一言

かなり自由な環境なので私は編入学して良かったと思っています。

機械工学科 Aさん

簡単な自己紹介

私は科学技術高等学校から推薦で神戸高専へ編入しました。
推薦での編入なので筆記選抜へのアドバイスなどは、実際に筆記選抜を受けた方のコメントを参考にして下さい。
私のほうからは編入に対する準備や編入後大変だったことを話したいと思います。
私の話が少しでもみなさんの役に立てば幸いです。

編入学選抜を受検するまでの流れや勉強内容・方法について教えてください

私は高校2年生の冬までは就職希望だったので、授業内容も就職コースを選んでいて進学コースの授業内容(数学Vや物理など)を勉強していませんでした。
なので、塾に通いまずはその勉強をし、その後は微分積分の演習を中心に勉強していました。
私は数学などの勉強面で遅れていたので微分積分の演習しかできていませんが、その他、物理(力学を中心に)、重積分、偏微分、行列について勉強しておいたほうがいいと思います。
特に物理に関しては4力学の基礎になるので理解しておくといいと思います。

編入後大変だったことは何ですか?

編入後大変だったことについてですが、「わからないことが多い」ということです。
勉強についても2年生や3年生で習ったことが出てくるとわ・ゥらないことが多いですが、学校のシステムについてわからないことが多く、その都度友達に聞いて理解するという感じでした。
先生方や3年間過ごしている高専の生徒にとって当たり前のことなので、いちいち説明してくれません。
なので、わからないことがあれば自分から友達や先生に聞くことが大切だと思います。
編入してから授業についていけるのか、クラスメイトと仲良くなれるかなど、不安は多いと思いますが、授業をしっかり聞いて勉強していれば大丈夫です。
クラスメイトも編入生を歓迎してくれます。
編入希望のみなさん、大変だとは思いますが頑張ってください。

機械工学科 Bさん

編入学選抜までにどのような勉強をしましたか?

高校の時に数3と物理を取っていなかったので、微積を中心とした数学と、力学中心の物理を編入が決まってから塾で勉強しました。
4年の応用物理、5年の電子工学基礎で予備知識がほぼなかったのでなかなか大変でした。
最悪やっていなくても、なんとかやっていけると思います。

高専に1年生から入っている中学生の時の友達などがいれば、小テストやノートなどの専門教科の問題を送ってもらい、どんなレベルなのか把握しておいた方がいいと思います。

レポートを高校の時にしっかり書いたことない人は、書き方や量が大変だと感じることがあると思います。

1番良いのは、友達を作って、その人に授業や課題を噛み砕いて教えてもらうことだと思います。

機械工学科 Cさん

編入学選抜までにどのような勉強をしましたか?

僕は、過去問に基づいた基礎勉強をして、過去問を何回も解きました。
論文も過去問のテーマをして、国語の先生に添削していただくのを繰り返していました。

面接の練習は、日によって先生を変えたり少しの時間でも毎日してました。

電子工学科 Dさん

編入学選抜までにどのような勉強をしましたか?

高専の図書館にある編入選抜の過去問を中心に、
英語は長文読解を、数学・物理は全体的な復習を行いました。
論文は何度も書いて、 国語科の先生に添削していただきました。

編入学選抜ではどのような問題が出題されましたか?

過去問と大きく傾向の異なる問題はなかったように思います。
とにかく過去問を手に入れることが大事だと思います。

合格後、編入学するまでにどのような勉強をしておくと良いと思いますか?

微分積分を基礎とする授業がいくつかあるので微分積分はスムーズに行えるようにしておいたほうが良いと思います。

電子工学科 Eさん

はじめに

私は、科学技術高校から編入学をしました。
その時の経験とアドバイスを時系列に紹介できればと思います。

@編入学選抜まで

受検におけるバイブルといえば、過去問。
ただ現在は休業措置に伴い、図書館も休館しているので入手できていない方もいらっしゃるかもしれません。
もしまだ入手できていなくても、焦ることはありません。
教科書や参考書をもとに、英語であれば単語や文法を、数学や理系科目はなぜそうなるのかと式や原理の意味をしっかりと理解するといった基礎の部分を固めることが重要だからです。
過去問を入手されてる方であっても、過去問の内容をするだけでは不十分であると考えます。
これまでとは違うパターンの問題が出されても対応できるように過去問に限らず、いろいろな問題にチャレンジしてみてください。
小論文は、自分の専門外の分野から出題されることも考え、これまで興味がなく見ていなかったジャンルのニュースなども確認するといったように、引き出しを増やしておくと安心です。

A編入学選抜当日

大切なのは緊張しすぎないことです。
自分が落ちるはずがない、というのは言いすぎかもしれませんが、自信を持って挑むのがいいと思います。
各教科の試験の間には10分間の休憩があるので、要点をまとめたメモなど用意して最後の確認をするのもいいかもしれませんね。
面接は(電子工学科では)すごく落ち着いた和やかな雰囲気のなかで行われました。
自分の意見・動機が言いやすい状況を整えてもらえているので、自信を持って挑んでください。

B合格発表後

発表後には冬休みと春休みに、高校と高専の学習内容の差を埋めるために補講が開かれます。
ここで学ぶことは、入学後すぐに使っていくことになります。
わたしは補講だけでなく、高専祭(文化祭)にも訪れたことで少しずつ高専の雰囲気を知り、慣れていくきっかけにもなったかと思います。
入学後には、課題や実験レポートで高校生のとき以上に忙しくなりました。
学習で不安な箇所は入学前に、高校・高専の先生を頼って克服しておくべきだと思います。
高専の先生は、編入生には特に優しい節があるので臆せずに頼りましょう。

さいごに

いま、進路を考えているみなさんには高専に入ることを目標にしていると思います。
しかし、そのさきの将来に道がつながっているかということを意識して考えてみてください。
高専への編入はゴールではなく、さらにその先への一歩であるということを忘れないでください。
拙い文章でしたが、このメッセージがこれから編入学を考えているみなさんの、進路決定の一助になれば幸いです。

電子工学科 Oさん

簡単な自己紹介

神戸市立科学技術高等学校 科学工学科より神戸高専 電子工学科に編入しました。
神戸高専電子工学科を卒業後は専攻科 電気電子工学専攻に進学しました。
編入試験、専攻科試験はどちらも推薦入試です。

高専を受験しようと決めた理由

元々、大学進学希望でしたが当時の担任の先生から神戸高専 電子工学科への推薦入試のお話を頂いたので受験することに決めました。

編入学選抜を受検するまでの流れや勉強内容

推薦入試は書類選考のみでしたので、特に対策することもなかったです。
しかし推薦条件として、成績が上位5%である必要があるので学校の成績だけは気にしておいたほうがいいと思います。
また合格後は時間がたっぷりあると思うので、高専での生活に向けて勉強をしておいたほうがいいです。
(例:微分積分、線形代数、力学、電気回路、C言語etc...)
高専の先生方が補講を開いてはくれますが、僕のときのようにコロナで中断ということもあるので自分でもやるように心がけましょう。

入学してからの高専生活で感じたこと

授業のレベルが高く、進度も非常に早いので理解が追いつかないことが多かったです。
そのときは先生、友達になるべく早く聞くことを意識しました。
先生方のメールアドレスもホームページに載っているのでコンタクトはすぐに取ることができます。
友達は難しいかもしれませんが早めに、多く作るべきだと思います。
あと課題の量も多いので、後回しにせず早めに手をつけておくべきです。
わからないところが出てきたらすぐ先生に質問しましょう。

編入学後の進路

外部の大学に進学予定でしたが、環境の変化やそれによって友達がなくなるという怖さからそのまま専攻科へ進学しました。

さいごに

編入して最初にやるべきなのは友達作りだと個人的には思います。(実験や勉強のことで多分困るので)
辛いことのほうが多いとは思いますが、そうなったときには周りの人や先生に相談しましょう。
頑張ってください。

応用化学科 Fさん

編入学選抜の体験談を教えてください

高専学校への編入ができるということを知ったのは高校2年から3年にかけてあたりで、 それを知る前は関関同立もしくは国公立の大学に進むことを考えていました。
ですがこのような道があることを知り、編入への進学に決めました。
編入を決めたのも5月くらいで、編入学選抜が8月初旬だったため少し時間がない状況での受検勉強でした。
バレー部に所属しており、7月中旬〜下旬くらいまで部活が続いていたため、集中して取り組んだのはそのあたりからです。
その時期から毎日学校に夜の8時まで残ってそれから家に帰っても午前1時、2時くらいまで勉強する日々が続きました。
また面接練習も直前でいろいろダメだしをされたので、すごく精神的にもやられてた日々です。
しかし、このようなことをしてきたからこそ今となれば、本当に良かったと思い、高校でお世話になった先生方には感謝してもしきれないくらいです。

編入学選抜ではどのような問題が出題されましたか?

科目:小論文、英語、数学、選択科目(化学・専門科目の内、化学を選択)
面接は1対4人によるもので、
「志望動機」「自己PR」「高校でがんばったこと」
「なぜ高専に編入しようと思ったか」
などを聞かれました。

入学後に気づいた高専と高校の違いを教えてください

◇高校
 ・制服、担任の先生との関わりが多かった
 ・授業が50分もしくは45分制、専門的機械、器具が少ない
 ・新学期にクラス替えあり
 ・携帯の使用不可、課題はあるがレポートはない
 ・欠点が30点
   など

◇高専
 ・私服がメイン、担任の先生との関わりが少ない、
 ・授業が90分制、専門的機械、器具が多い
 ・新学期クラス替えなし、(授業以外での)携帯の使用可
 ・課題やレポートあり、欠点が60点でしんどい。
   など

応用化学科 Gさん

編入学選抜の体験談を教えてください

他の人よりも早く準備を始めなければいけないため、部活のラストスパートのタイミングと被ってしまったのがしんどかったのを覚えています。
終わったあとは、今度は周りが頑張っている所だったので少し気を使ってしまうことがあって、それはそれで大変でした。

入学後に気づいた高専と高校の違いを教えてください

高校と高専の違いとしては、先生と生徒の関わりが違うと思います。
高専は高校より縛りが薄い代わりに自分で考えなければいけない事が多い印象です。

都市工学科 Hさん

簡単な自己紹介

私は神戸市立科学技術高等学校都市工学科を卒業し、推薦入試で都市工学科に編入しました。

高専を受検しようと決めた理由

・今後転職などのキャリアを考えると高卒では厳しい点があると考えたから
・就職.進学を決める時期を先に伸ばすことができるから
・高校在学時は業界のことを全く知らず、先生・ゥら聞いたり
 ネットで調べたりして得た情報が全てだったが、
 インターンシップなどの実際に業界体験し就活を行うことができると思ったから
・高専卒でも大卒扱いとして採用してくれる公務員や企業があるから
・進学したい場合、国公立大学に編入することができるから

編入学選抜を受験するまでの流れや勉強内容を教えてください

・受検までの流れ

編入学選抜日は7月の後半でした。
運動部に所属していたため県大会やインターハイ直後に選抜があり、勉強する時間があまりなかったため、10月ごろからコツコツと始めました。
選抜は推薦で、数学.英語.口頭試問(専門科目の内容を含む)を受けて合格しました。

・注意すること

勉強での大きな失敗は、選抜範囲外の内容に2〜3ヶ月勉強したことです。
当然無駄ではないのですが、非常に効率の悪い学習だと後悔しました。
受検対策をする際は必ず範囲をきちんと確認したほうが良いと思います。

・受検勉強の仕方について

図書館で閲覧できる編入試験の過去問を一回解き、それぞれ出題範囲や難易度を知り試験対策の仕方を考えました。
その後、それぞれの教科の学校の先生に、試験範囲や勉強の仕方を相談しました。
最終的は
・数学 白チャートを解く
・英語 準2級から2級の問題を解く
・専門 教科書の太文字を説明するためひたすら読む
をしました。
また、選抜日が近づくと複数の先生に面接の練習をお願いしました。

入学してからの高専生活で感じたことを教えてください

入学してからは、授業になれるのに苦労しました。
わからないことは先生や友達に聞いたりして対策しました。
また、インターンシップや業界の説明会などに積極的に参加して今後の自分のキャリアを考えました。
4年の後期に進学することを決めて、大学編入試験対策を始めました。

卒業後のことについて教えてください

・まだ勉強したいと思ったから。
・大学のほうが大きな規模で研究ができるから
・大卒でないと採用しない企業があるから

といった理由から大学に編入することにしました。

さいごに

受検を考えている皆様へ

高専を受検するにあたって、たくさんの不安があるでしょう。
しかし、一人で悩まず周囲の先生たちに相談したほうが良いと思います。
私が在学していた科技高の先生は非常に生徒思いで何かあれば相談に乗ってくれ、一緒に考えてくれる先生ばかりでした。
色んな人を巻き込んで受検したらよいと思います(笑)
これは、科技高以外の学生の方にも言えることです。
また、入学して進級に関しても不安があると思いますが、する事をきちんとしていれば必ず進級はできます!

都市工学科 Nさん

簡単な自己紹介

私は、兵庫県立伊川谷北高校普通科を卒業し、7月の編入試験で都市工学科に編入しました。

高専を受検しようと決めた理由

・大学に進学する場合に比べて、早く実習や専門科目について学べること。
・インターンシップに参加することで実際の現場に行き自分の将来を早い時期から明確に立てられること。
・学びたい専門科目を学べるから。
・高大連携講座の受講や、高専祭の一般公開などで、学校の雰囲気が自分に合っていたから。

編入学選抜を受験するまでの流れや勉強内容を教えてください

・受検までの流れ

私は、編入試験を受けることを1年時から決めていたので、1,2年の間は、物理、数学、英語に力を入れながらも全教科での平均評定を上げることを意識しました。本格的に受験勉強を始めたのは3年からなので、3年次での流れを説明します。私は運動部でマネージャーをしていたため、7月の編入試の1ヶ月前まで部活動がありました。なので問題を解くスピード重視で試験勉強をしました。

・受検勉強の仕方について

・小論文
  毎日新聞の社説を読み800字の小論文を書く。
過去問を集め、学校の先生に添削してもらう。
・数学
  学校では、青チャートを使っていましたが、高専では白チャートを使っていると聞き、購入し、解きました。その際同じ単元ばかりでなく急に出ても対応できるようページ数を乱数にし、毎日バラバラの問題を解くようにしました。間違えた問題と過去問に出た問題のみをルーズリーフにまとめ、登下校中に何度も見直しをしました。
  白チャート 3周
  試験の一週間前から過去問
・英語
  文法は高校で使用していた「スクランブル」を何周もしました。
  和訳問題は、過去問を中心に学校の先生に添削を受けました。
  単語を直接問う問題はありませんでしたが、「ターゲット」を覚えることに休み時間を使っていました。
・物理
  公式の暗記(原理にも目を通す)
「セミナー物理」の反復練習
普通科だったために試験当日までに学校で物理の範囲が終わらず、自分でも自学での理解が少し追い付いていなかったことが筆記試験での失敗です。
・面接
  夏休みに入ってから受験の前日まで毎朝面接練習をしていただきました。学年の先生だけでなく、緊張感で失敗しないようにと、校長先生までもが練習をしてくださいました。

さいごに

学年で一番受験が早かったために先生方がとても手厚いサポートをして下さり、本番緊張することなく挑めたことが自分のいま高専での生活を送ることができている一番の理由だと思っています。